脳科学の未来:コネクトームへの挑戦 (4) ヒトの脳の難しさ

(2014.02.04 08:00)0pt
Harvard University      脳科学センター 山形方人

 ヒトの脳の機能的な脳マップを作ることが最終目標だったら、まず健康で生きたヒトの脳を徹底的に調べるべきだろう。理想的には、生きたヒトの脳の多数のニューロンが本当に活動している様子を、その形や回路を見ながら、観察できてしまえばよい。そして、個人のコネクトームと神経回路の活動画像を眺めながら、様々な精神疾患の簡便で正確な診断、投薬などの治療方針の検討、さらには効果的な再生医療やBMI(Brain Machine Interface)治療ができるようになったらどうだろう。「この患者さんではこの神経回路に異常があるから、こう治療する」、コネクトームやコネクトミクスを利用したオーダーメイド医療である。

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