こんにちは。1週おきにこのメールを担当しております、日経バイオテク記者の増田智子です。

 12月3日から9日は障害者週間でした。私が今、住んでいる区でも週末にイベントがあり、地元のゆるキャラのショーや補助犬と遊ぶコーナーがあるというので、子供を連れて参加しました。無料の福引や工作コーナーが用意されているので、特に近所の子供に人気の様子でした。このようなイベントは私が小学生の時はなかった、と思ったら、「障害者週間は、2004年6月に改正された障害者基本法によるもので、それまで12月9日を『障害者の日』と定めていた規定から、12月3日から12月9日までを『障害者週間』と定める規定へと改められました」とのことです。

 受付や福引の景品の受け渡しでは知的障害者が活躍していました。混雑していましたが運営は極めて円滑でした。ステージプログラムでは、多くの非公認ゆるキャラを擁する当区の中でもかなり奇妙なデザインのゆるキャラが手話で踊ったり、事故で下半身不随になった男性が介助犬との暮らしについて説明したりしていました。

 介助犬は盲導犬と比べると数が少なく(2013年12月1日現在全国で66頭。盲導犬は1013頭 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syakai/hojyoken/html/b04.html )、本物を見ることができたのは実は貴重な機会だったのだということに、このメルマガを書いていて気が付きました。床に落ちたものを拾うなどの生活動作を補助し、また家の中で身動きが取れない事態に陥った時に、外に助けを呼ぶ携帯電話を持ってきてくれる介助犬は、独居の障害者には非常に重要なパートナーなのです。

 訓練施設では候補犬の適性を見て訓練を始めるものの、全てが介助犬になれるわけではありません。盲導犬については一塩基多型(SNP)を用いた候補犬選抜の研究がなされていましたが、介助犬ではまず研究対象の母数を増やすところから始めなければならないように思えます。自立して、自分の望むように生活したいというのは誰もが持つ希望ですので、介助犬を利用者できる人、介助犬数ともに増やせるとよいと思いました。

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                          日経バイオテク 増田智子