こんにちは。毎月第1金曜日と第3金曜日、第5金曜日の日経バイオテクONLINEメ ールの編集部原稿を担当しております日経バイオテクONLINEアカデミック版編集長 の河田孝雄です。

 来週火曜日(12月3日)から神戸ポートアイランドで、特定非営利活動法人の日本分子生物学会(MBSJ)の第36回年会が始まります。

http://www.aeplan.co.jp/mbsj2013/

 年会長をつとめる大阪大学教授の近藤滋さんは、「何かがおきる、何かが始まる、たぶん未来がそこにある」とあいさつしています(2013年6月4日付)。引用しますと、

■■■以下、引用です。

今年の年会は、「全員参加で作る学会」です。通常の学会は、年会長・プログラム委員等が集まって、学会を仕切り、参加者は彼らの意図した様に年会に参加する、というものです。まあ、それが普通です。しかし、SNSが当たり前のものとなった今、もっと違うやり方も可能なはず。すなわち、通常学会を仕切る偉いさんではなく、分生の会員すべてが年会の企画に参加し、あーだこーだ言い合って、自由に年会を作り上げていく。そういうことも可能なはずです。もしそれができたら、すごい学会になるはずだ。そう思いついたのが始まりでした。

まず、自分のホームページ、雑誌のコラム、さらには年会のホームページで2013年会に対する思い入れを発信し、いろいろなアイデアを募集しました。すると、メールやツイッター、FBで多くの人がアイデアをつぶやいてくれたり、通常の年会に対する苦情を述べてくれたりしていました。マンネリだ、PD問題をなんとかしろ、合コンができるようにしてくれ、などなど、雑多にいろいろありましたが、それらを読んでいるうちに、全体の構想がおぼろげながら見えてきました。また、多くの人が、自ら手を挙げて年会企画に参加してくれるようになりました。嬉しいことに、彼らの大半が、私がそれまで会ったこともなかった人たちです。彼らと一緒にあーだこーだ言いながら準備を進めていますが、一体どんな年会になるのか、自分でも予想がつきません。ワクワク感(とついでに不安感)はMAXです。

まだ、年会ホームページをご覧になっていない方がいらっしゃったら、是非覘いてみてください。「なんだこりゃあ?」と思うか「すげぇ!」と思うかはその人次第でしょうが、とりあえずワクワク感は共有していただけるはずです。で、もし、「こんなこともできるのでは?」「この企画はまだまだあまっちょろい」などなど、ご意見があれば、是非ご一報を。明日から、あなたも組織委員の一員です。

それでは、12月の神戸をお忘れなく。今までには考えられなかったような分子生物学会の年会にご期待ください。

第36回日本分子生物学会年会
年会長 近藤 滋

■■■ここまで引用です。

 以前に少し紹介したことがあります「生命科学研究を考えるガチ議論」のパネリストの紹介などが11月20日に公開されました。

http://www.aeplan.co.jp/mbsj2013/planning_discussion.html

○日経バイオテクONLINE
[2013-5-17]
12月の分子生物学会年会「ガチ議論」に向けて研究者の待遇問題など議論
【日経バイオテクONLINE Vol.1883
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130517/168392/

[2013-5-17]
続報、分子生物学会年会シンポ「ガチ議論」プレ企画第1弾で会合、
文科省から2人が会合に参加
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130517/168362/

 第36回日本分子生物学会年会は、初日の12月3日午前中のセッションから取材の予定です。神戸から話題をお届けします。

 日経バイオテク2013年12月2日号で特集記事を掲載する「ゲノム編集」の関連では、12月3日午前中にワークショップ「ゲノム編集研究の新展開」が開催されます。

 最新のゲノム編集ツールであるCRISPR/Casは、今年初めから急速に台頭し、PubMed収載の2013年発表論文が80報になっています。

 オランダの研究者仲間からは2年ほど前から「ミスターCRISPR」とも呼ばれている、 九州大学大学院農学研究院教授の石野良純さんに一昨日(11月27日)にお話しをうかがいました。石野さんは、現在はCRISPRと呼ばれている反復クラスターのシーケンスを1987年に世界で初めて発表しました。記事とりまとめ中です。

○CRISPRの最近の日経バイオテクONLINE関連記事およびメール

[2013-11-28]
藻類燃料の研究進む、11月14日にIHI横浜で見学会、
11月28日に電源開発若松研究所【GreenInnovation Vol.252】
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20131128/172587/

[2013-11-28]
阪大RIMDの伊川教授ら、CRISPR/Cas9プラスミドDNAの受精卵注入で
KOマウスを1カ月で作製
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20131128/172568/

[2013-11-22]
【機能性食品 Vol.119】精密なゲノム編集でバイオ産業に新大陸、
食品安全委員会が11月25日に審議開始
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20131122/172411/

[2013-11-18]
ライフテクノロジーズ、簡便ゲノム編集ツールCRISPRキットを発売、
トータルサポートを提供へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20131118/172294/

[2013-11-15]
藻類ジェット燃料、1次エネルギーか2次エネルギーかの見極めが大切
【日経バイオテクONLINE Vol.1964】
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20131115/172271/

[2013-11-8]
【機能性食品 Vol.117】05年8月設立の東大発ベンチャーが、
04年4月設立のNAIST発ベンチャーを傘下に
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20131108/172092/

[2013-11-1]
日本オリジナル「adiponectin」とボディマッピング、ゲノム編集で
CRISPR大躍進【日経バイオテクONLINE Vol.1956】
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20131101/171882/

[2013-10-28]
エーザイ、CRISPR/Casゲノム編集プラットフォームを構築、iPSにも適用
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20131028/171690/

[2013-10-28]
広島の第3回ゲノム編集研究会に200人、広島大と徳島大の副学長が
あいさつ、学会発足へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20131028/171689/

           日経BP社 医療局 先進技術情報部
           日経バイオテクONLINEアカデミック版編集長 河田孝雄

※※みなさまからのご意見、ご批判をお待ちしております。
https://bpcgi.nikkeibp.co.jp/form-cgi/formhtml.cgi?form=ask_pass4/index.html