こんにちは。第2、第4金曜日を担当する日経バイオテク副編集長の河野修己です。

 10月3日から6日に開始されたゴルフの日本女子オープン。最終日最終組で回っていた宮里美香が、最終ホールで5メートルの下りスライスラインをねじ込んでバーディーを決め、1打差で優勝するという展開になり、テレビにかじりついていました。

 長時間じっくり中継してくれるので、ゴルフ中継はNHKがダントツでいいですね。民放は順位に関係なく人気選手ばかりを映したり、録画を駆使して短く編集したものばかり流したりするので、全く醍醐味を味わえません。

 録画中継なのは、最後に必ず表彰式を入れてスポンサーの社長の“勇姿”を放映するためで、要はごますりです。テレビ放送は誰のためにあるのかと思うのですが、こういうのを本末転倒と言うのでしょう。

 さて、最近、Boston Strategics社という米国の会社を取材する機会が2度ありました。この会社の創業者は2人の日本人です。

 最初の取材では古屋圭三CEOにインタビューしました。古屋さんは富士フイルムの医薬品部門の草創期に研究者として成果を挙げ、その後は同社が利根川進氏と共同研究を行うために設立した米国法人や米創薬ベンチャーで経営幹部を務めたという経歴の持ち主です。

米Boston Strategics社の古屋CEO、「真のオープンイノベーションで創薬に取り組む」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130923/171008/

 この時の話が非常に面白かったので、もう一度取材をお願いし、この時はもう1人創業者である北山英太社長にもお会いすることができました。2人は昨年、創薬支援サービスを主力事業とするBoston Strategics社を設立しました。

米Boston Strategics社の古屋CEO、北山社長に聞く、
「創業から1年半で数十のプロジェクト契約を獲得できた」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20131006/171296/

 フォードやクライスラーの社長を務めたリー・アイアコッカは、業界では尊敬の念を込めて“カーガイ”と呼ばれていました。日本語にすれば、“クルマバカ”といった意味でしょうか。同じような意味で、私は古屋さんと北山さんには“ドラッグガイ”の臭いを感じています。2人の頭の中には、薬づくりを高度化・効率化するための知識や経験が詰まっているはずなのですが、悲しいかな創薬事業未経験の私というフィルターを通しては、なかなか十分に読者の皆さんに伝わらないような気がしています。そこで現在、何か別の手はないかと考えているところです。