アグリバイオ最新情報【2013年9月30日】のハイライト
ISAAA日本バイオテクノロジー情報センター(NBIC)の冨田房男代表

9月のハイライト

 遺伝子組換え生物(LMO/GMO)に関する情報、市民参加、司法の参画を課題とする世界円卓会議が2013年10月16-17日、スイスのジュネーブで開催される。円卓会議は、バイオセーフティに関するAarhus条約とCartagena議定書に関する共同企画である。

 また、イリノイ州大豆協会が主催した国際農民パネルディスカッションでは、「規制は、バイオテクノロジー技術革新プロセスの重要なものの1つである。規制は、新製品が安全であり、その使用に責任を持つことを確保するものである。しかし、それはまた、不確実性を減らし、新たなバイオテクノロジー製品の流れを改善するものでなければならない」と述べられている。まさに同感である。

 組換え食品に対して、EUではGM作物の安全性を確保するために過剰な動物実験は不必要とも言っており、これまでの評価システムの有用性を強調している。

 ソルガムや地域固有種ジュートのゲノム解析が行われ、ややマイナーな作物でも地域で重要なもののゲノム解析がすすみ、品種改良も身近なものにますます進んできている。また、アフリカ、アジア、太平洋での組換え作物への取り組みがますます盛んになってきているが、規制の設定を費用負担の少ない整合性のあるものにすることが重要になってきている。

世界

遺伝子組換え作物(GMOS)に関する情報と市民参加への参画を議論する円卓会議が開催される
世界の食品価格低下が続いている
整合性のある農業バイテク(AG BIOTECH)承認プロセスを専門家が推進

アフリカ

Bill and Melinda Gates 財団(BMGF)が、アフリカのトウモロコシ壊死研究施設に投資
ガーナは、GM種子の圃場試験を開始
ケニアの研究者が2013年Norman Borlaug賞を受賞
ウガンダ国立農業研究機構(NARO)がバイオサイエンス情報センターを設立

南北アメリカ

ダイズ新品種が開発された
トウモロコシ根切虫の研究プログラムが300万ドルの支援を受けて延長された
オハイオ州立大学同窓生がバイオテクノロジー産業やゲノミクス革命支援するための賞を受賞
3人の科学者を米国農林水産省農業研究サービス(ARS)ホールに掲揚
共存農業について米国農務省(USDA)がパブコメをリクエスト

アジア・太平洋

ソルガムゲノム解析で作物改良のポイントを見いだした
バングラデシュの科学者が、地域固有種のジュートゲノムを解読
インドネシアで農民は、バイオテクノロジーの応用を要望
メキシコと韓国はAGRISURE DURACADE品種の輸入を承認
北京でのBTトウモロコシ圃場への訪問
米国とパキスタンは農業分野の科学研究を強化

ヨーロッパ

EUの科学者、GM作物の安全性を確保するために動物実験は不必要

文献備忘録

ISAAAはBIOTECHブックレットシリーズの最初の版を出版
ISAAAは、ポケットK No.45を出版
食品バイオテクノロジー:理解推進に向けての広報担当者へのガイド、第3版

国際アグリバイオ事業団(ISAAA)アグリバイオ最新情報【2013年9月30日】

全文はこちらでお読みいただけます。 https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20131007/171322/