アグリバイオ最新情報【2013年8月31日】のハイライト
ISAAA日本バイオテクノロジー情報センター(NBIC)の冨田房男代表

8月のハイライト

 ダートマス大学、アバディーン大学、ローザンヌ大学の共同研究チームは、ESB1というタンパク質が植物の塩害、旱魃、洪水のような障害に耐性を持たせるように働いていることを発見した。水と栄養分を根から吸収する際に大きな役割を果たすタンパク質である。

 アルゼンチンの科学者たちは、20〜80%収穫量を減少させるジャガイモウイルスY(PVY)耐性ジャガイモを開発した。

 The King Abdullah University of Science and Technology(KAUST)とオーストラリアのthe University of Adelaideの植物ゲノム機能研究センター(ACPFG)は、サウジアラビア王国とオーストラリアの小麦と大麦の生産者のためにこれらの耐塩性品種を共同開発するための覚書(MOU)に署名した。

 日本政府は、スタック遺伝子組換えトウモロコシ品種:Agrisure Duracade 5122 と 5222のハイブリッドトウモロコシの日本国内での食品・飼料用利用のための米国からの輸入を承認した。

 スペイン農業省は、138,543.05ヘクタールに遺伝子組換えトウモロコシが植えられた。特にモンサントのMon 810が栽培され、2012年からほぼ20%増となった。スペインの総トウモロコシ面積のほぼ3分の1が害虫抵抗性品種だった。

 元反遺伝子組換え活動家で有名な英国の作家・環境運動家のMark Lynas氏は、2013年8月23日フィリピン、マカティ市のDusit Hotelで開催されたメディア会議で食料安全保障の課題に対処する上での遺伝子組換え作物の重要性を強調した。Lynas氏による遺伝子組換え作物の研究・開発の重要性を擁護して、フィリピン科学技術アカデミー(NAST)の前会長Emil Javier博士は、同様に遺伝子組換え作物の研究・開発は、世界的な競争力の面でフィリピンに大きな価値があると強調した。

世界

610の科学論文で遺伝子組換え作物由来食品と飼料の安全性が確認された
植物が旱魃、洪水や他のストレスに耐えるのを助けるタンパク質が発見された
ISAAAはトウモロコシ耐乾性特集を発行<

アフリカ

ビタミンA強化キャッサバをナイジェリアで開始

南北アメリカ

アルゼンチンの科学者がウイルス耐性遺伝子組換えポテトを開発
よりおいしい且つ耐病性トマトにつながる新研究
米国農務省:遺伝子組換え作物がケニアの飢饉を軽減できると述べた
米国動植物検疫局(The US Animal and Plant Health Inspection Service 、APHIS)は、 FG72ダイズ品種について規制が必要ないと決定

アジア・太平洋

バイオテクノロジー国際競争力に関するアジア食糧と農業関連産業会議
食料安全保障のための新しいパラダイム
サウジアラビアとオーストラリアはが耐塩性作物を共同開発する
スタック(異なる形質を積み重ねた)遺伝子組換えトウモロコシ品種を日本が輸入承認
インドでNorman Borlaug 博士像を除幕
試験圃場での破壊活動にかかわらずゴールデンライスの研究を継続
元反遺伝子組換え活動家が遺伝子組換え作物を推進; 遺伝子組換え作物の科学的信頼性にハイライト

ヨーロッパ

調査によると遺伝子組換え農業に向けてドイツの世論に変化
スペインの遺伝子組換えトウモロコシの栽培面積は20%増加

文献備忘録

遺伝子組換えクイズ箱(子供だけのものではない)
遺伝子組換え作物年次報告最新版

国際アグリバイオ事業団(ISAAA)アグリバイオ最新情報【2013年8月31日】

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https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130918/170954/