こんにちは。毎月第1金曜日と第3金曜日、第5金曜日の日経バイオテクONLINEメールの編集部原稿を担当しております日経バイオテクONLINEアカデミック版編集長の河田孝雄です。

 2014年度予算の概算要求で、成長戦略などの重点政策に予算を要求できる特別枠は3兆円を超える規模とすると政府が方針を固めました。このうち1兆円規模を、首相特別枠として予算措置する見通しです。

 成長戦略のためのイノベーションでは、大学などアカデミアが大きな役割を担います。特許をはじめとする知的財産戦略の重要性が大学でも増しています。

 ひごろ記事をまとめていてつくづく思うのですが、「優秀な研究者ほど組織を異動する」というアカデミアの特性を踏まえることが、大学の知財戦略には欠かせないのではないでしょうか。

 優れた発明をする研究者が所属組織を異動しても、継続して知財の強化が図れる仕組みが必要では、と思います。

 先週末に開所式が開かれた大阪市立大学の健康科学イノベーションセンターの例でも、多様な組織に所属する数多くの研究者がイノベーションに寄与しており、また研究者の異動も目立ちます。

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           日経BP社 医療局 先進技術情報部
           日経バイオテクONLINEアカデミック版編集長 河田孝雄

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