アグリバイオ最新情報【2013年6月30日】のハイライト
ISAAA日本バイオテクノロジー情報センター(NBIC)の冨田房男代表

6月のハイライト

 国際アグリバイオ事業団(ISAAA)は、承認遺伝子組換え作物の品種に関する有用な情報にアクセスできるよう、オンラインGM承認データベースを追加改訂した。これから利用者が増えるものと考えられる。26遺伝子組換え作物の328品種が収載されている。また、 2,000以上の規制文書及び関連情報へのリンクが提供されている。

 米国では、ますます多くの柑橘類が柑橘類緑化で失われており、生産者は病気に強い遺伝子組換え柑橘類の可能性を検討している。柑橘類緑化は柑橘類の維管束を詰まらせる不治の細菌性病害である。果実は成熟せず、木々は最終的に死ぬことになる。Texas A&M AgriLife Researchで開発された遺伝子組換え品種に大きな期待をかけている。

 2013年5月29日に英国環境・食糧・地域省のOwen Paterson大臣が英国・アイルランド食料ビジネス革新サミットで演説を行った。彼は、サミットと食品部門は、英国とアイルランド経済の潜在的な行き詰まりを解除するうえで果たすべき重要な役割を持っていると述べた。彼は、食品業界の成功は、GM技術などの新技術を導入する能力にかかっていることを強調した。

 アイルランドで疫病耐性の組み換えジャガイモの環境影響に関する第二段階研究開始を決めた。環境保護庁(EPA)が2012年から2016年まで、Oak Park, Carlowでの圃場試験実施承認をTeagascに与えたことで2012年に開始されたものである。

世界

50の協定 – Borlaug博士の約束の再認
ISAAAは、GMの承認データベースを改訂
遺伝子組換え(GM)作物科学者が世界食糧賞を受賞

アフリカ

アフリカのオーファン作物のゲノム解読のための共同機構
ジンバブエのバイオバイオ安全当局は、遺伝子組み換えへの理解を進めている

南北アメリカ

USDAがオレゴン州の遺伝子組み換え(GE)コムギ検出調査
遺伝子組換え柑橘類が柑橘類緑化克服の助けとなる
ブラジルのCTNBIOは新遺伝子組換えトウモロコシ品種を承認

アジア・太平洋

ベトナムと日本が高収率キャッサバ開発に協力
研究:Btワタがインド低所得農業者に与えた便益
CAST年次総会は、「より良い生活のための遺伝子工学」を課題とした
イラン大統領候補 Hassan Rouhani博士のバイオテクノロジーに対する見解
中国農業省は、遺伝子組換えダイズの輸入を承認

ヨーロッパ

パターソン氏が英国・アイルランド食料サミットで遺伝子組換え(GM)技術を取り上げた
TEAGASC は、GMジャガイモの第二段階研究をCarlowで始めた
英国DEFRAは、組換え(GM )コムギ試験の延長を承認
ウクライナでは、飼料用遺伝子組換え(GM)作物の試験を行う
PG ECONOMICS誌:ウクライナは遺伝子組換え作物で便益が得られる

作物バイオテクノロジー以外の話題

遺伝子工学で蚊の嗅覚を変える

国際アグリバイオ事業団(ISAAA)アグリバイオ最新情報【2013年6月30日】

全文はこちらでお読みいただけます。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130708/169486/