ヤクルト本社中央研究所とフランスPasteur Instituteは、腸内細菌のLactobacillus caseiとBifidobacterium breveが、腸内で代謝物として産生する乳酸と酢酸を介して腸管上皮細胞の増殖を停止する作用を持つことを見いだした。オープンアクセスのPLoS One誌で2013年4月30日に成果を公開したことを、ヤクルトが5月16日に発表した。ヤクルトは08年からPasteur Instituteに研究員を派遣し、Pasteur InstituteおよびオランダDanone Researchと共同研究を実施しており、今回の成果もこの共同研究の一環だ。ヤクルトはPasteur Instituteに現在も研究員を1人派遣して共同研究を進めており、今後も引き続き、腸内細菌やプロバイオティクスが宿主の健康に与える影響を解明するための基盤研究を推進していく。
この記事は有料会員限定です
- 会員の方はこちら
- ログイン
- 2週間の無料トライアルもOK!
- 購読・試読のお申し込み
- ※無料トライアルのお申し込みは法人に限ります。(学生や個人の方はご利用いただけません)