こんにちは。第2、第4金曜日を担当する日経バイオテク副編集長の河野修己です。

 BIO International Conventionを取材するためシカゴに滞在中です。BIOを取材するのはこれが初めてなのですが、さすが世界最大の展示会。ここは日本かというくらい、日本の取材先の方と出くわします。

 アメリカといえばアメリカンフットボール。Youtubeですごいものを見つけました。
http://www.youtube.com/watch?v=RZ_eIM9EV0I

 ここに出てくるデアンソニー・トーマスという選手はオレゴン大学のランニングバックでまだ2年生です。私がアメリカンフットボールに関わるようになって25年以上が経ちますが、2年生でこのレベルに達している選手を初めて見ました。足が速いだけでなく、カットバックの切れとブロッカーの使い方が天才的です。フットボールに詳しくない方でもこのビデオは楽しめます。

 私がこのメルマガの担当を始めた時に、「宮田はサッカーとテニスのことがばかり取り上げているが、私はフットボールとゴルフだ」と書いた記憶があるのですが、ようやくフットボールの話題に触れることができました。バイオ業界の方はアメリカと関わりある方が多いので、フットボール好きも多いと睨んでいます。

 さて、日経バイオテクの最新号では、UMNファーマを取り上げています。UMNファーマは昨年12月に上場したばかりの創薬ベンチャーでまだ承認を取得した製品は持っていないのですが、業界内での評価は非常に高い企業です。

日経バイオテク4月22日号「企業研究」、UMNファーマ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130424/167596/

UMNファーマの道下社長に聞く、「バイオ医薬品にこだわったベンチャーとして成長していく」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130412/167376/

UNIGENの平野達義社長に聞く、「バイオ医薬品開発の初期段階から商用生産までワンストップで提供できる」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130423/167587/

アピ医薬事業本部の諸岡信之本部長に聞く、「新規事業はバイオ医薬品に集中する」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130419/167506/

 UMNファーマの特徴は、“シーズ主導ではないバイオベンチャー”という点にあります。バイオベンチャーの場合、ある特定の研究成果を実用化するために設立される場合が多いのですが、UMNファーマはその対極にあります。人工的に作られたバイオベンチャーと表現してもいいかもしれません。設立の経緯などは日経バイオテクの記事に詳しく書いてあります。

 戦略コンサルタントやベンチャーキャピタリストを経て起業した道下社長以下、UMNファーマにはビジネスのプロフェッショナルが集結しています。道下社長は飄々とした雰囲気の人物で、直接取材すると謙遜しがちなのですが、同社がさまざまな危機を乗り越えてここまで到達したことを考えると、経営陣が日々、“脳みそから汗をかく”ほど知恵を絞り出してきたことは想像に難くないのです。

 UMNファーマの競争力の源泉は、同社が保有している知財などではなく、その経営力にあると見ています。現在、同社はワクチンの会社と見なされていますが、医薬品用組み換えたんぱく質の製造受託事業にも参入しました。今後もし経営環境が大きく変化すれば、それに対応して同社もまた姿を変えるはずです。UMNファーマはそういうタイプの会社だからです。