生物学的製剤を領域別で見ると、売り上げ合計のトップは、2011年と同じ自己免疫疾患を含む関節リウマチ治療薬。前述した通り全製品の売上高1位から3位までを独占した。さらに、2012年はアバタセプトが追加されて4製品となり、前年から13.4%増の284億ドル(2兆8400億円)と市場は拡大した。第2位は、がん領域である。2011年から1製品増加し、5製品で同7.8%増の222億ドル(2兆2200億円)。第3位は、糖尿病領域となった。インスリンとその誘導体にヒトグルカゴン様ペプチド-1誘導体リラグルチドが加わり7剤と最大の品目数となった。5製品が2桁の増収となった結果、2011年の成長率17.2%に匹敵する17.0%増で177億ドル(1兆7700億円)と好調を維持した。いずれの領域も満たされない医療ニーズに合致した薬剤となったことが大型化した原因であろう。低分子化合物が不得意である治療分野を補完している。

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