理研とタグシクス・バイオ、人工塩基でDNAアプタマーの標的結合能力を100倍に、Nature姉妹誌で発表

(2013.04.08 02:00)1pt
河田孝雄

 理化学研究所と理研ベンチャーのタグシクス・バイオ(平尾一郎代表取締役)は、独自開発の人工塩基DsをDNAアプタマーに組み入れることにより、標的分子に結合するDNAアプタマーの能力を100倍以上に高めることに成功した。Dsは、天然に存在するAG、CTの2つの塩基対に加えて、平尾代表取締役らが開発した人工塩基対であるDs-Pxの片方の人工塩基だ。この成果は、米Nature Biotechnology誌2013年4月7日号への掲載が決まり、4月7日(日本時刻4月8日)付でオンライン版で成果が発表された。理研ライフサイエンス技術基盤研究センター(CLST)構造・合成生物学部門生命分子制御研究グループ合成分子生物学研究チームのチームリーダーを務めている平尾代表取締役が、4月5日に文部科学省で記者向けレクチャーを行った。DNAアプタマーは、標的分子に特異的に結合するDNA断片で、核酸抗体とも呼ばれる。「(通常のたんぱく質の)抗体に比べて高い結合能力を人工塩基DNAアプタマーが発揮し得ることを示せた」と平尾代表取締役は強調した。

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