こんにちは。第2、第4金曜日を担当する日経バイオテク副編集長の河野修己です。

 昨日は最先端研究開発支援プログラム(FIRST)の中間評価の結果が発表されたの
で、内閣府で取材してきました。

FIRSTの中間評価を公表、4プロジェクトに見直し意見
http://bizboard.nikkeibp.co.jp/bp_bto/article/news/20130308/166692/?ST=pharma

 内閣府の担当者が出席しての記者ブリーフィングがあったのですが、どうも説明が
要領を得ません。というのも、評価したということなので、我々記者の質問はどのプ
ロジェクトが良くてどれが駄目だったのかという点に集中するわけですが、どうも事
務方はその点をはっきりさせたくないようなのです。

 見直し意見がついた4プロジェクトはもちろんはかばかしくないという状況ですが
、全部で30プロジェクトもあるのですから、その他のプロジェクトの進捗にも濃淡が
あるはずです。もちろん文章による定性的な評価は約120ページ渡り作成され公表さ
れています。しかし、特許の出願数や論文の提出数など定量的な成果は公表してくれ
ませんでした。

 事務方は「中間評価だからまだ発表したくない」との考えのようですが、FIRSTの
実施期間は実質4年強で、残りは後1年しかありません。この時点でどの程度の成果が
出ているかは、重要な情報でしょう。

 FIRSTに採択されたプロジェクトの中心研究者は著名な研究者ばかりで、現時点で
成果についてあまり波風たてなくないという事務方の気持を分からないでもないです
が、競争的資金を使っているのですから、高い成果を出せば称賛され、そうでなけれ
ば貶されるのは当たり前のことです。マスコミや世間にどのように解釈されようが、
まずはデータを出すべきでしょう。