先週金曜日(2013年2月1日)に続いてお目にかかります。「日経バイオテク/機
能性食品メール」をお届けしております日経バイオテクONLINEアカデミック版編集
長の河田孝雄です。

 今日金曜日(2月8日)は、理化学研究所植物科学研究センター(PSC)の篠崎一
雄センター長に、2013年4月に発足する予定である「環境資源科学研究センター」
の狙いについてお話しをうかがいました。追って報道してまいります。篠崎さん
は現在、環境資源科学研究センターの準備室長もおつとめです。

※日経バイオテクONLINEの関連記事

理研横浜研、2013年4月に環境資源科学研究センター発足へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121205/164920/?ST=ffood

研究機関一般公開とTALEN・ZFN、論文の被引用数
【日経バイオテクONLINE Vol.1723】
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120420/160700/?ST=ffood

被引用数が多い論文数の2011年世界第5位に理研PSCの篠崎センター長、
米Thomson Reuters社が発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120412/160584/?ST=ffood

理研とJIRCAS、東大がポリアミンの輸送体を植物で発見、
アソシエーション解析で数年を7カ月に短縮
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120402/160419/?ST=ffood

 今週は、月曜日(2月4日)に、「コーヒーに見出した体脂肪低減効果とメタボリ
ックシンドロームの新知見」と題した花王ヘルスケアフォーラムが都内で開催され
ました。

 この春、花王の体脂肪対策トクホ飲料「ヘルシアコーヒー」が発売になります。
フォーラムでは、このコーヒーの味を試せるのではと思っていたのですが、この期
待はかないませんでした。研究成果などについてはこれまで報道してきましたが、
やはり“味わい”が気になります。

 フォーラムの発表では、「ヘルシアコーヒー」は、体脂肪対策のトクホ飲料とい
うヘルスクレームでは、10年前発売の「ヘルシア緑茶」と同じですが、作用点が少
し異なるという説明があり、おもしろかったです。

 また3月には、ネスレ日本が飲料「珈琲の恵み 生豆茶」の商品を強化します。ネ
スレは、コーヒーポリフェノールの美肌作用について研究成果を挙げていますが、
この生豆茶のポリフェノール含有量が、1本340mL当たり270mgというのも興味深い
です。

 この270mgという数字が、ヘルシアコーヒーの1日当たりの摂取目安量1本(185g
入り)中に含まれる関与成分「クロロゲン酸類(5-カフェオイルキナ酸として)」
の270mgと同じです。ポリフェノールはいろいろな成分の総称なので、どの範囲ま
でをポリフェノールとみなすのか、標準物質を何にするかなどが分析値に少なから
影響を与えるので、単純比較はできませんが、「270mg」という数字は同じです。

 いずれにしても、コーヒーポリフェノールやクロロゲン酸といったコーヒーの機
能性成分の知名度が今後、高まって、コーヒー市場がさらに活性化するのでは、と
予測しています。

※関連記事 。

ネスレ日本、3月にポリフェノール2倍の「珈琲の恵み 生豆茶」事業を拡大
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130208/166138/?ST=ffood

花王がコーヒー講演会、
クロロゲン酸はミトコンドリアへの脂肪取り込みを促進
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130204/165952/?ST=ffood

血管内皮機能と体脂肪に役立つクロロゲン酸類、
花王が国際コーヒー科学会議で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121207/164963/?ST=ffood

花王の体脂肪対策トクホ「ヘルシアコーヒー」、2013年春に発売
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121108/164299/?ST=ffood

サントリーが「体に脂肪がつきにくい」トクホ表示を加えた
黒烏龍茶の販売開始
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120828/162942/?ST=ffood

日経バイオテク2011年10月10日号「特集」、
ポリフェノールの競争激化、茶の次はコーヒーに注目
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111011/155914/?ST=ffood

花王が体脂肪対策コーヒーのトクホ表示許可を取得、高血圧対策に続く
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2008/1410/?ST=ffood

体脂肪対策の花王「ヘルシアコーヒー」が近くトクホに、
体脂肪と血圧の使い分けに注目
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/7666/?ST=ffood

消費者庁、トクホ申請の企業情報は「申請者の了解を得て」
引き続き諮問時に表示内容も公表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4425/?ST=ffood

「体脂肪+コレステロール」対策のカテキン茶飲料を伊藤園がトクホ申請、
花王のコーヒーは高血圧と体脂肪
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4424/?ST=ffood

ポリフェノール豊富な血圧高め対策コーヒー飲料、
花王の「リズムライフコーヒー」がようやくトクホ実現へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/8514/?ST=ffood

写真更新、日本人の摂取ポリフェノールの47%はコーヒー、うち15%はネスカフェ、
ネスレと近藤和雄お茶大教授らが調査
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/8366/?ST=ffood

花王「ヘルシアコーヒー」のパブコメを食品安全委員会が開始、
血管拡張を阻害する成分を減らした高血圧対策トクホ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/4088/?ST=ffood

花王「ヘルシアコーヒー」の1日目安量は1缶185g、
NOを介して血管拡張するクロロゲン酸類の作用阻害成分を低減
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2004/6671/?ST=ffood

花王が「ヘルシアコーヒー」をトクホ申請、
体脂肪対策トクホでAGF「ブレンディ」に挑む
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2004/5779/?ST=ffood

 今週もう1つ、しょうゆ(醤油)の話題もおもしろいと思いました。

血圧高め対策しょうゆは注意表示明確化でトクホ適格、キッコーマンに花王が続く
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130208/166084/?ST=ffood

記者の目2013、生物多様性と厳密ゲノム編集、人工光合成に期待
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130104/165408/?ST=ffood

キッコーマン「まめちから」とサントリー「大人ダカラ」、
独自素材トクホの評価書発行が食品安全委員会で決定
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120104/158882/?ST=ffood

花王生物科学研が糖転移ヘスペリジンの血管内皮機能改善効果の機構を解明、
ポリフェノール学会で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111122/158064/?ST=ffood

キッコーマンが自社開発トクホに意欲、
血圧下げる大豆ペプチドのしょうゆをトクホ許可申請
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/8561/?ST=ffood

続報、水溶性ヘスペリジンのトクホ申請が相次ぐ、血圧と血中中性脂肪で
メタボ対策、PubMed論文は今年、花王と江崎グリコ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/7117/?ST=ffood

 今週はここまでとさせていただきます。