先週金曜日(2013年2月25日)に続いてお目にかかります。「日経バイオテク/機
能性食品メール」をお届けしております日経バイオテクONLINEアカデミック版編集
長の河田孝雄です。早いものでもう2月ですね。

 まずは1週間前のメールで紹介しました日本ポリアミン学会第4回大会の話題か
。東北大学大学院生命科学研究科分子応答制御分野の草野友延教授が世話人代表
を務めて先週の木曜日(1月24日)と金曜日(1月25日)に開催された内容につい
て、まずは次の2本を報道しました。

宮城でポリアミン学会第4回大会、千葉大発アミンファーマ研の関連発表が5演題
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130130/165807/?ST=ffood

コンビと自治医大、ポリアミンは経口摂取で体内のATP量を増やす、
ポリアミン学会で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130128/165772/?ST=ffood

 今週は、2013年度予算政府案の関連記事をまとめました。1月29日に決定した20
13年度予算政府案について、バイオ関連予算のとりまとめ進めています。自民党
の新政権下で2013年度予算の概算要求をもう1度やり直し、1月15日には2012年度
補正予算が決まり、この補正予算と2013年度予算を合わせた「15カ月予算」とな
り、例年に比べ複雑です。

理研やJSTなど研究開発型独法5法人の統合は当面凍結、
2013年度予算政府案に盛り込まず
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130131/165869/?ST=ffood

環境省の福島ゲノム調査費は2013年度予算に盛り込まれず、
新規に自然生態系への影響調査費
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130131/165855/?ST=ffood

 2013年度予算に盛り込もうとしていた予算の一部は、前倒しして2012年度補正予
算に盛り込まれた案件もありますが、次の2014年度予算を要求するときに、前年度
実績を2013年度予算(12カ月予算)とすると、前倒しの2012年度補正分は、実績に
はカウントされない懸念があります。前倒し補正は、「毒饅頭」という見方もあり
ます。

 2013年1月24日には、「物質・材料研究機構、防災科学技術研究所、科学技術振
興機構(JST)、理化学研究所、海洋研究開発機構の5法人を統合して、研究開発型
成果目標達成法人とする」という内容を含む2012年1月20日閣議決定「独立行政法
人の制度及び組織の見直しの基本方針」が「当面凍結する」ことが閣議決定されま
した。

 この独法5法人が統合すると、JSTが理研などに競争的資金を配れなくなる、とい
う指摘もありました。1月24日の閣議決定では、「独立行政法人の見直しについては
当面凍結し、2013年度予算は、現行の制度・組織等を前提に編成するものとする。
独立行政法人の見直しについては引き続き検討し、改革に取り組む」と、行財政改
革で記載されました。

 民主党政権の2010年秋の事業仕分けの結果を受けて、農業・食品産業技術総合研
究機構(農研機構、NARO)傘下の生物系特定産業技術研究支援センター(生研セン
ター)が、NARO傘下の研究機関に競争的資金を配れなくなっていた、農林水産省で
は、2013年度から「農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業」(政府案予算額
45億7600万円)を始めます。

 この推進事業では、シーズ創出ステージから発展融合ステージ、実用技術開発ス
テージまで、産学連携による研究開発を「シームレス」で推進します。従来からあ
る競争的資金の「イノベーション創出基礎的研究推進事業」は、既存プロジェクト
の継続のみで新規採択はありません。2013年度予算案の額は20億円5700万円と、20
12年度予算の40億3900万円に比べ、ほぼ半分に減ります。

理研やJSTなど研究開発型独法5法人の統合は当面凍結、
2013年度予算政府案に盛り込まず
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130131/165869/?ST=ffood

環境省の福島ゲノム調査費は2013年度予算に盛り込まれず、
新規に自然生態系への影響調査費
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130131/165855/?ST=ffood

 ハウス食品の決算の記事もご覧いただければと思います。

ハウス食品、「メガシャキ」伸長も健康食品事業は8%減収
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130131/165856/?ST=ffood

           日経BP社 医療局 先進技術情報部
           日経バイオテクONLINEアカデミック版編集長 河田孝雄