北九州市立大学国際環境工学部の櫻井和朗教授らは、次世代DDSとして期待されている高分子ミセル粒子の内部構造を、大型放射光施設SPring-8の安定したX線計測システムと小角X線異常散乱(ASAXS)法で精密に解析し、粒子内部における薬剤の保持状態を解明した。これまでは高分子ミセルが細胞内でほどけて薬剤が放り出されると考えられてきたが、今回の解析では、ナノ界面にある薬剤がナノ界面と細胞との接触時に直接受け渡しをするというメカニズムが示唆された。この成果は、分析化学のトップジャーナルである米化学会Journal of the American Chemical Society(JACS)誌のオンライン版で近日中に公開される。

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