東京都医学総合研究所の平野恭敬主任研究員(科学技術振興機構さきがけ研究員を兼任)と齊藤実参事研究員らは、ショウジョウバエの学習実験で、空腹状態が長期記憶形成を促進することを見いだした。記憶を長期的に保存するために脳の神経細胞で重要な働きをするCREB(cAMP response element binding protein)に結合するCRTC(camp-regulated transcriptional co-activator)が、空腹時にはインスリンの低下で活性化され細胞核に移行することが、この記憶促進に寄与することを突き止めた。首都大学東京との共同研究によるこの成果を、2013年1月25日発行の米Science誌で発表する。ちょうど受験シーズンということもあり、1月23日に文部科学省で開催された記者説明会では、今回の成果を受験勉強にどのように結び付けることが可能かに関する質問が集中した。説明会にはTVカメラ5台が並んだ。

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