夢なき者に    理想なし、
  理想なき者に   計画なし、
  計画なき者に   実行なし、
  実行なき者に   成功なし、
  故に、夢なき者に 成功なし、

 あけましておめでとうございます。これは、幕末の志士・吉田松陰の名言です。

 ペプチドリームは2006年7月に『特殊ペプチド』による創薬開発の実現を目指して、東京大学駒場リサーチキャンパスで産声をあげました。ペプチド医薬といえば、今までは生体内活性ペプチドを模倣して医薬品として活用することが、主なアプローチでした。

 また、自然界には非天然型アミノ酸を含むなど、特殊な構造を持ったペプチドが存在します。それらの特殊なペプチドは、まれに生体内安定性・細胞膜透過性・経口投与可能性など通常のペプチドでは考えられない機能を持った、医薬品として理想的な物質として見つかることがあります。しかし、その可能性は公園の砂場から一粒の砂金を見つけ出すような、まさに宝探しの世界になってしまいます。

 ペプチドリームはこの宝探しを研究室で、そして試験管の中で実現させることを目指しました。その実現に当たり、最初の夢は「非天然型アミノ酸等を自由に組み込んだ特殊ペプチドを創製し、多様性の高い複数の特殊ペプチドライブラリーを創る事」でした。この夢は2007年から2009年に達成し、現在も拡大進行中です。

 次の夢は「10の12乗から10の14乗という膨大な多様性を持った特殊ペプチドライブラリーを効率良くスクリーニングする技術を開発すること」でした。この夢は2009年から2010年に達成しました。

 2010年から2011年には「本格的な特殊ペプチド創薬開発を目指し、複数の製薬企業をパートナーとした共同研究開発を開始する」という夢を達成し、安定した黒字経営体制を作る事に成功しました。

 そして、2012年には、プロジェクト開始後、14か月という短期間でクリニカルリード化合物候補を創出し、特殊ペプチド創薬の可能性を確たるものにすることが出来ました。

 吉田松陰の言葉を借りるまでもなく、夢を夢で終わらせることなく実現させるためには、既成概念に囚われず、柔軟な発想の元、努力しチャレンジし続けることが大切です。そのためには、志を共にする仲間が必要です。ペプチドリームには素晴らしい仲間がいます。私は、この仲間たちと夢を共有し、その実現に向けて走り続けられることに、心より感謝しています。2013年はさらに次の大きな夢の達成のために全社一丸となって精進します。ペプチドリームのスローガン・・・

 Our Dreams can come true!