石川県立大学生物資源環境学部の松本健司准教授らは、全国で生産量の多い平核無柿(ヒラタネナシカキ)の未成熟の果実から調製した食物繊維が、コレステロール低減作用と血糖値低下作用を発揮することを、ヒト試験で実証した。この食物繊維には、強力な胆汁酸吸着作用を持つ意高分子の縮合型柿タンニンが豊富に含まれることも見いだした。欧州の専門誌Annals of Nutrition&Metabolism誌に研究成果が掲載される(Annals of Nutrition&Metabolism 2013;62:1-6)。胆汁酸吸着剤は医療分野では高コレステロール血症に対する治療に加え、糖尿病に対する治療においても国内外で適応拡大が進んでいる。柿の栽培面積や生産農家が年々減少して放置農園も多い中で、未成熟柿食物繊維は柿産地の活性化につながる有望な機能性食材として、注目を集めそうだ。

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