◎●◎ 皆さん、お元気ですか? ◎●◎

 今月も日経バイオテクONLINEの Webmasterの宮田が執筆させていただきます。
著者の選定に今尚難渋しております。

 駆け巡っている内に年が明けようとしています。昨日は室蘭で目覚めましたが、現在、
那覇に向けて飛行中です。那覇ではゲノム解析と海洋生物や陸上の微生物などの
解析が融合し、新しい創薬基盤が誕生しつつあります。

 さて、年の終わりを、来年日本で開催されるThe12th HUPO Global Congressの
案内で締めくくらせていただきます。プロテオームの定量化が現実のものとなり、ヒト
たんぱく質のレファレンスも増加しており、いよいよヒトのプロテオームが次世代に進む
画期的な年が2013年だと感じています。来年日本でHUPO世界大会が開催される
のも何やら因縁めいてまいります。

 私がゲノムやトランスクリプトームだけではどうしても満足しないのは、最終的にバイオ
テクノロジーがシステム生物学へと収斂すると期待しているためです。生物を理解する
ために、定量的な化学反応の集大成としてシステムを再構築したいためです。このため
には、実際の生命反応の主役であるたんぱく質を網羅的に定量する必要です。ゲノム
やトランスクリプトームが物性を同一とした分子であるのに対して、たんぱく質の物性は
千差万別、ました翻訳後修飾のことを考えると、プロテオーム解析はとんでもない複雑な
森に迷い込むが如きです。2003年4月にヒトゲノム解析から遅れること10年、多分来年
には、ヒトの全プロテオームを解析できるまで、ヒトプロテオームは成長すると確信しており
ます。これは同時にヒトのシステム生物学の技術突破に繋がり、医療技術の革新を引き
起こすでしょう。ヒトには相当遅れそうですが、農業、物質・エネルギーの研究開発にも、
この基盤技術は貢献できると考えています。

 ヒトプロテオーム解析にとって記念碑的な大会となるThe12th HUPO Global
Congressにどうぞ注目願います。下記から詳細をアクセス、是非ともご参加願います。
12月10日から発表の募集も始まりました。
http://hupo.org/2013/

 それでは皆さん、どうぞ良き年をお迎え願います。

        日経バイオテクONLINE Webmaster 宮田 満