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 アグリバイオ最新情報【2012年11月30日】のハイライト
       ISAAA日本バイオテクノロジー情報センター(NBIC)の冨田房男代表
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 カリフォルニア州で、組み換え食品の表示義務をめぐる最終投票の結果、義務表示が「ノー」となった。当然の結果であり、まだ何かあるかもしれないもののカリフォルニア州の州民の良識・常識が際立ったものといえよう。

 また、欧州食品安全機関(EFSA)のディレクターであるCatherine Geslain-Laneelle氏は、EFSAが評価したすべての遺伝子組み換え生物(GMO)は、安全であると述べてる。 すなわち、厳密な科学的な評価を受け、欧州での販売承認されたものは安全であると確にしたものである。

 EFSAはまた、遺伝子組換え生物(GMO)の環境や消費者、非政府組織(NGO)との第6回会議を開催する。この会議は、NGO、EFSAの専門家やスタッフからの代表者の間で意見の相互交流のための場となっている。

 日本でもこのような会議をもって欲しいものである。特に北海道のように原則禁止条例のあるところでの公開された議論の場が望まれる。

 英国政府、国際稲研究所(IRRI)とビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団(BMGF)がC4イネの開発に1400万ドルを拠出したことは大きなことである。このようなイネが開発されると、現状の約50%の増収が見込まれるとのことである。明るい希望が持てそうである。

国際アグリバイオ事業団(ISAAA)アグリバイオ最新情報【2012年11月30日】

世界

FAOとブラジルは、途上国への綿技術移転するための協定に調印
英国、IRRI、とBMGFが今後のC4イネ研究に$14Mを拠出
組換え作物の低レベルの存在に関する国際声明を13カ国が支持

アフリカ

Paarlberg氏は、バイオテクノロジーの利用を強く要請
ジンバブエは乾燥耐性トウモロコシ栽培を近く開始する
タンザニアの農業、食糧保障、組合省とビル・メリンダゲイツ財団(BMGF)は、
耐病性キャッサバプログラムを開始

南北アメリカ

カナダはダイカンバ耐性大豆を承認
グリホサート耐性カノーラがカナダで開放利用される
カリフォルニアの有権者は遺伝子組換え食品の表示に「ノー」を出した
パーデュー大学エクステンションが新規除草剤耐性作物の事実について出版

アジア・太平洋

農業経済学者がインドにおけるBtワタのインパクトを語った
GM作物のニュースに関する報道の自由とバイオテク政策
ベトナムは、GMを含むより多くのトウモロコシを栽培する
中国人ジャーナリストは、アグリバイオテクノロジー報道について研修
ナシのゲノムを解読
ベトナムは、シンジェンタのGMトウモロコシMIR162の圃場試験を承認

ヨーロッパ

EUは、バイオテクノロジーの特許法を検討する専門家グループを創設
EFSAは、NGOとGM作物の現在の問題を議論
EFSA:認可されたGMOは安全である
Houllier氏がGMにもっと質の高い研究をするように呼びかけた

研究

単一またはピラミッド遺伝子をもったBTの植物の高用量/保護区戦略が害虫抵抗性管理
(IRM)に与える影響研究
中国におけるBtイネイベント用の新しい検出方法

文献備忘録

カルフォルニア大学(UC)のYouTubeでの農業イノベーションビデオシリーズ出版

 全文はこちらでお読みいただけます。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121213/165058/