毎月第1金曜日と第3金曜日、第5金曜日の日経バイオテクONLINEメールの編集部原稿も担当しております日経バイオテクONLINEアカデミック版編集長の河田孝雄です。
前回のメールは先々週の金曜日(9月21日)でした。

 今週は、日曜日(9月30日)から長崎県の佐世保市で、世界オレオサイエンス会議を取材しました。日本の日本油化学会(JOCS)や、米国の油化学会(AOCS)、韓国の油化学会(KOCS)、International Society for Fat Research(ISF)が共同で主催した国際会議です。国際会議には500人以上が集まりました。

 2011年に公益社団法人として認可されたJOCS日本油化学会は、日曜日に創立60周年記念式典・記念講演会を開催し、700人規模の市民らが集まったようです。この記念講演会は、08年にノーベル化学賞を受賞した米Woods Hole Marine Biological Laboratoryの下村脩特別上席研究員が「決して諦めない―オワンクラゲとの出会いと絆」、北海道大学大学院工学研究科の宮浦憲夫特任教授が「ものづくりを変えたクロスカップリング」、花王の尾崎元規取締役会会長が「エコイノベーションが実現する―こころ豊かな毎日」と題した講演を行いました。このうち下村特別上席研究員と尾崎会長は、佐世保にゆかりのある方々です。

 佐世保にうかがうのは今回が初めて。この記念講演会が開催されたアルカスSASEBO大ホールでは、10月13日には、第14回日本医療マネジメント学会学術総会の市民公開講座で、ジャパネットたかたの高田明社長が講演なさいます。演題名は「60秒に懸ける人生“夢持ち続け日々精進”」。学会の市民に向けた活動が目立つようになってきました。

 さて世界オレオサイエンス会議の話題に戻りますが、今のところ、以下の記事を報道しました。花王の尾崎会長や、ライオンの濱社長の講演をうかがい、オレオサイエンス/油化学の産業が、グリーンイノベーションとライフイノベーションの両方で重要な役割を担っていることを改めて強く感じました。

 パームや大豆、ナタネ、トウモロコシ、米など、原料の大半は植物です。いかにこの原料を確保していくか、グリーンイノベーションの取り組みが続いています。有機合成技術、医薬品原料、界面活性剤、化粧品、健康機能素材など、ライフイノベーションとの関わりも深いのです。

佐世保ゆかりの下村脩氏と花王の尾崎会長が講演、日本油化学会の設立60周年記念講演会に1000人超
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121002/163533/

世界オレオサイエンス会議でライオンの濱社長が10月2日に総会講演、ポスター発表は10月3日に約170演題
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121003/163563/

ハウス食品がグリシドール脂肪酸エステル等の迅速検査技術を開発、花王と日本食品油脂検査協会も世界オレオサイエンス会議で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121002/163560/

不二製油と阪大、超臨界クロマトMSで食用油中の3-MCPD脂肪酸エステルを迅速測定
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121003/163585/

東洋ビューティ、なにわ伝統野菜をアンチエージング化粧品素材として実用化、WCOS2012で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121003/163584/

 このほか学会関連では、先週金曜日(9月28日)と土曜日(9月29日)に千葉県松戸市で開かれた日本アミノ酸学会第6回学術大会(JSAAS2012)や、先々週の水曜日(9月19日)から金曜日(9月21日)の東京都府中市で開かれた日本応用糖質科学会平成24年度大会(第61回)・60周年記念シンポジウムも取材しました。現在のところ、以下の記事を報道しました。

アミノ酸学会第6回学術大会で松戸に150人、テーマは「アミノ酸と炎症」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120928/163476/

魚鱗コラーゲンペプチドが肌状態を改善、上海の成果を新田ゼラチンがアミノ酸学会で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120930/163488/

塩水港精糖と大阪市工研、市場拡大のバイオリファイナリー基幹物質グルカル酸を微生物で高効率生産
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120930/163486/

 メール原稿の締め切り時間になりました。この2週間で直接まとめた記事リストを掲載します。ご参考にしていただければ幸いです。

※2012年9月21日から10月5日の河田担当記事リスト・メール(報道日付の新しい順に掲載しています)

京大とJSTが多能性幹細胞から機能的な卵子を作製、Science express誌で公開
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121005/163630/

不二製油、中長期事業戦略「大豆ルネサンス」と新技術「USS製法」の発表会を開催
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121004/163610/

CoQ10の事業撤退を発表した三菱ガス化学、HPトップの「特色ある優良化学会社を目指して」には引き続きCoQ10も
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121003/163589/

不二製油と阪大、超臨界クロマトMSで食用油中の3-MCPD脂肪酸エステルを迅速測定
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121003/163585/

東洋ビューティ、なにわ伝統野菜をアンチエージング化粧品素材として実用化、WCOS2012で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121003/163584/

世界オレオサイエンス会議でライオンの濱社長が10月2日に総会講演、ポスター発表は10月3日に約170演題
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121003/163563/

松谷化学と名城大、香川大、希少糖含有シロップの抗糖尿病及び抗肥満作用を肥満学会で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121002/163561/

ハウス食品がグリシドール脂肪酸エステル等の迅速検査技術を開発、花王と日本食品油脂検査協会も世界オレオサイエンス会議で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121002/163560/

佐世保ゆかりの下村脩氏と花王の尾崎会長が講演、日本油化学会の設立60周年記念講演会に1000人超
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121002/163533/

理研RCAIとドイツMDCなど、免疫記憶を司る記憶Bリンパ球の産生経路解明を論文発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121001/163529/

与那国島産ボタンボウフウが下肢むくみを改善、長命草の健康機能を資生堂が初発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121001/163528/

ポッカ、沖縄発の新ポリフェノール素材「美らフェノン」の化粧品原料を10月販売開始
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20121001/163527/

魚鱗コラーゲンペプチドが肌状態を改善、上海の成果を新田ゼラチンが
アミノ酸学会で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120930/163488/

塩水港精糖と大阪市工研、市場拡大のバイオリファイナリー基幹物質グルカル酸を微生物で高効率生産
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120930/163486/

【機能性食品メール Vol.64】アミノ酸、アントシアニン、サラシア
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120928/163481/

アミノ酸学会第6回学術大会で松戸に150人、テーマは「アミノ酸と炎症」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120928/163476/

東洋大が第3のイオンで動くハイブリッド・ナノマシンを発見、PLoS ONE誌に発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120928/163471/

立命館大と久留米大、バクテリオクロロフィルfの発見をNature姉妹誌に発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120928/163467/

サラシア属植物普及協会が10月1日発足、11月15日にシンポジウム開催
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120928/163470/

ファーマフーズとエバーライフ、世明大、卵黄由来の糖ペプチド「iHA」がヒト膝関節痛を改善
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120928/163468/

ファーマフーズ、韓国東部グループとの合弁に機能性素材の生産を集約へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120927/163446/

ファーマフーズ、2015年7月期に売上高20億円、純利益2億円へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120927/163419/

東洋新薬と武蔵野大薬が生薬学会で発表、黒ショウガが体脂肪蓄積を低減し体温低下を抑制
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120926/163418/

ユニチカと東京薬科大、βクリプトキサンチンはインスリンによる皮脂産生を抑制
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120925/163396/

アンチエイジングスキンケアのホワイトニングは2012年度見込み813億円、富士経済が機能性化粧品の市場を調査
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120925/163395/

年500億円超のアントシアニンの研究会が10月2日設立、11月17日に第1回研究会
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120925/163377/

タカラバイオ、トゲドコロが筋肉減少を抑制、京都府立医大との成果を11月に学会発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120925/163376/

ゲノム編集、ノーベル賞、メタボロミクス【日経バイオテクONLINE Vol.1787】
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120921/163343/

岡崎開催の第2回ゲノム編集研究会に170人、ヒトiPSからモデル動物、魚類、植物まで15件の最新成果
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120921/163324/