オーストラリアのメルボルン市にあるCSL社は、血液製剤やワクチンの製造販売などを手掛ける地元では古参の大手優良企業である。このCSL社が、2007年に米国に設立したのがCSL Biotherapies社で、米国をはじめ世界各国にインフルエンザワクチンを製造・供給している。同社は9月、米厚生省から最大で15億米ドル(約1200億円)の大型契約を受注した。米国での大流行に備え、あらかじめ主要なインフルエンザウイルスの抗原を保管するというのがその内容だ。
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