昨今は「ロリコン?」という誤解すら持つ読者が出現するほど、日本女子サッカーのU20やU17(リトルなでしこ)に肩入れしておりますが、ロリコンは全くの誤解です。ただ、日本サッカー協会やFIFAの人材を世代毎に継続的に育成するシステムの素晴らしさをお伝えしたいのが本意です。昨日もアゼルバイジャンで見事にリトルなでしこが全米予選では無失点の強豪ブラジルを開始2分の得点から圧倒し、5:0で快勝いたしました。男子サッカーも頑張っておりますが、なでしこの強さは格別、こうした若い人材が底上げして今後10年は世界の強豪と互角の勝負が楽しめるはずです。

 わが国の科学人材の育成も、お勉強の段階ではなく、好奇心にあふれている幼児の段階から、自然に触れさせ、びっっくりしたり、生命や地球の不思議さを考えさせる機会から始めなくてはなりませんね。資源は水しかないわが国では、想像力のある人材育成が国の存続のためには不可欠だからです。

 さて、バイオです。

 幼児ほどとは要求いたしませんが、まだ好奇心に溢れている読者に、10月10日からパシフィコ横浜で3日間開催されるBioJapan2012へのお誘いです。生命科学は猛烈な勢いで社会や企業を変貌しつつあります。基礎研究の最先端が今や社会や産業に翻訳される大きな渦が誕生しているのです。その結果、基礎研究と応用研究の壁は既に崩壊し、世界中の創造的な企業が大学や研究機関と早期に共同研究を行い、またベンチャー企業との積極的な提携にも乗り出してきました。オープンイノベーションの始まりです。この流れは5年前にはそれほど明確ではなかったのですが、今や自前主義から決別した企業が、皆さんのアイデアに殺到する時代となりました。

 BioJapan2012は単なる展示会ではなく、わが国で初めて本格的にオープンイノベーションを推進するためのプラットフォームとして開発されたセミナー・展示会です。是非とも、ご参加願います。思わぬ出会いで新しい人生が回り始めるかも知れません。
http://www.ics-expo.jp/biojapan/index.html

 オープンイノベーションの息吹と最先端のバイオを感じることができる一押しのセミナー(無料)は10月12日午後3時から午後4時半、F202「循環器治療を変える医療機器イノベーション?ステント、人工心臓、そして再生医療」は、一見地味に見えるかもしれませんが、大学発のイノベーションがステント、そして人工心臓の商品化として結実するまで道のりを開発者自らの口から聞き取れます。また、医療機器の将来の発展型として必ず実現する再生医療との融合も、この分野のエンジンである慶応義塾大学の福田教授が展望いたします。私も司会をしておりますので、是非ともご参加願います。医療機器と再生医療のシームレスな発展を総覧できるセミナーはこれが世界で初めてではないでしょうか?下記より、お早めにお申し込み願います。満員札止め寸前です。
http://www.ics-expo.jp/biojapan/index.html

 クラスターはオープンイノベーションにとって不可欠な環境です。BioJapan2012でも2つのセミナーが開催されます。

●クラスターサミット(10月11日、9時半-11時半、F202)。世界各国からクラスターの現状をわが国のクラスターの担当者が議論します。実は必ずしも海外でもクラスターの成長は順調ではありません。停滞をどうやって打破し、新たな成長に向かうのか、これは必見です。
●先端シーケンサーが拓く沖縄生物資源(知的クラスター形成に向けた研究拠点構築事業)(10月10日午後1時から午後3時、F204)。沖縄県は次世代シーケンサーの隠れた集積地であります。膨大なシーケンス能力をどう活用して、クラスター形成を行うのか?今やバイオでは必須技術となった次世代シーケンスでどこまでバイオクラスターは成長できるのか?野心的な試みを是非とも確認願います。
●沖縄科学技術大学院大学(10月11日11時半から12時半、F201)も、上記と合わせて注目に値します。OISTはどこへ向かうのか?
●久留米地域から発信する最先端技術(10月10日午後1時半から2時半、F203)RNAi、蛍光標識、組み換えたんぱく質の生産技術など、ペプチドワクチン以外に勃興しつつある新技術を紹介する。
●京浜臨海部ライフイノベーション、国際戦略総合特区の最新動向~京浜臨海部・始動~(2012年10月12日午後1時半から2時半、F203) わが国の製造業資本主義の敗退によって、今やすっかり荒廃と停滞しつつある京浜工業地帯の復活を目指して、創設された国際戦略総合特区が動き始めた。ライフサイエンスを中心とした最新動向とその展望を議論するセミナーです。ここには私もモデレーターとして参加、皆さんとの議論を楽しみにしております。

 セミナーには事前予約が必要です。一部満員札止めもでて参りました。是非とも下記のリンクから、お早めにお申し込み願います。
http://www.ics-expo.jp/biojapan/index.html

 2012年10月10日から12日、パシフィコ横浜でお会いいたしましょう。
 今週もどうぞお元気で。

             日経バイオテクONLINE Webmaster 宮田 満
ご連絡は、https://bio.nikkeibp.co.jp/inquiry/