こんにちは。水曜日を担当する日経バイオテク編集長の橋本宗明です。

 9月7日までに各省庁は、2013年度の概算要求を財務省に提出しました。厚生労働省は2012年度の要求額よりも8514億円増の30兆266億円、文部科学省は同4079億円増の6兆455億円、経済産業省は1兆1648億円などとなっていますが、これから、「特別重点要求・重点要求」枠を巡る攻防となります。自民党の総裁選や民主党の代表選と、衆院選を控え、政局は極めて流動的なだけに、来年度予算がすんなりとまとまるかどうかは分かりませんが、バイオ分野は政府の施策に支えられている部分も大きいだけに、タイムリーな政策決定が望まれます。2013年度政府予算の概算要求については、日経バイオテク9月24日号の特集として取りまとめる予定の他、適宜、日経バイオテクONLINEでもポイントなどを報じていきます。まずは経産省の概算要求のポイントを掲載しましたので、どうぞご覧ください。

経産省、個別化医療で81億円を要求、天然化合物ライブリーやバイオ医薬製造施設を整備
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120912/163180/

 一方、2012年度予算に関するプロジェクトの採択も決まるつつあるようです。科学技術振興機構(JST)は2012年8月30日に、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)のプロジェクトの採択を発表しました。また、東日本大震災の被災地の復興関連のプロジェクトの採択も同時期に発表しています。

JSTのA-STEP本格研究開発ステージ第1回新規、バイオ関連はシーズ育成7件、ハイリスク19件、起業挑戦3件
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120831/163006/

予算20億円のJST復興マッチング促進、PSSやG&G、細胞科学研、MTI、ゼライスなど採択
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120828/162944/

JST復興促進プログラムの新規課題、予算20億円のマッチング促進が56件で予算9億円の復興A-STEPが345件
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120828/162921/

 研究開発関連のプロジェクトが動き出したことを反映しているのでしょうか。日経バイオテクONLINEの「人材募集」のコーナーには9月に入ってから投稿が急増しています。

https://bio.nikkeibp.co.jp/career/

 このコーナーは研究開発プロジェクトの責任者である研究者らと、研究関連の職を求める方々との間を橋渡しして、ライフサイエンス研究を進展させることを目的に提供しているものです。企業の場合は優勝ですが、大学や公的研究機関の研究者には無料でご利用いただけるよう運用していますので、どうぞご利用ください。

 話は変わりますが、日経バイオテク編集部ではこの秋に幾つかのイベントを用意しています。1つは中国・北京で開催する創薬・再生医療等のシーズ商談会です。中国では2009年から2011年にかけて、8500億元(約10兆円)を投じる医療制度改革に着手。国民皆保険制度を整備すると同時に、全国的に医療供給体制の整備を進めてきました。

中国衛生部の陳副部長、「第12次5カ年計画の下、医療衛生分野への政府資金投資を拡大する」と強調
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120905/163096/

 また、2011年に始まった第12次五カ年計画の中ではバイオ医薬品産業を推進する方針を掲げ、中国国内の製薬産業の育成に力を入れています。中国の製薬企業はこれまでジェネリックを中心に製造してきましたが、政府の振興策を受けて新薬の開発に乗り出そうと考え、日本の製薬企業やバイオベンチャーからのシーズの導入を考えるようになっています。

 そこで、日経バイオテクでは、日本の製薬企業やバイオベンチャーが中国の製薬企業と商談する機会を設け、その中国展開を支援しようと、商談の機会を設けることにしました。12月5日から7日にかけて、北京で商談会と現地企業視察のイベントを開催します。中国企業との良好なパートナー関係を築く絶好のチャンスであると同時に、講演・視察を通して中国における製薬ビジネスの理解を深めていただけるものと確信しております。皆様のご参加を心よりお待ちしています。

詳細は以下をご覧ください。
http://nbt.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/121205/

 もう1つは、「個別化医療におけるゲノムデータベースの活用」と題するセミナーです。日本各地で整備されているゲノムデータベースは、本当に創薬や医療に有効に活用されるものとなっているのかどうかを議論するために、日本PGxデータサイエンスコンソーシアム(JPDSC)との共催で開催します。11月12日に東京・秋葉原で開催します。こちらもぜひ、皆様のご参加をお待ちしています。

詳細は以下をご覧ください。
http://nbt.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/121112/

 10月には10日から12日まで、横浜でバイオジャパン2012が開催されます。今年のバイオジャパンでも、バイオベンチャー関係者による勉強会であるBaNZaIが、10月10日の午前中に「ベンチャー白熱教室」と題したセミナー&ディスカッションを開催します。基調講演の裏番組ですが、バイオベンチャー関係者はぜひ参加をご検討下さい。

http://www.banzaiweb.org/biojapan2012/

 本日は宣伝ばかりになってしまいましたが、このあたりで失礼します。

 なお、何度か紹介していますが、日経バイオテクONLINEに掲載した記事のうち、機能性食品に関する話題のみを提供するサービスを開始しました。食品関係の方はぜひご利用をご検討ください。

日経バイオテクONLINE機能性食品版はこちらをご覧ください
https://bio.nikkeibp.co.jp/ffood/

ご購読のお申し込みなどはこちらから
http://nbt.nikkeibp.co.jp/bio/food/

 また、日経バイオテクONLINEでは、皆様からの「人材募集」「セミナー・学会」「技術シーズ」などの告知の掲載コーナーも設けています。「人材募集」は大学、公的研究機関の研究者個人による募集告知のみ無料としていますが、「セミナー・学会」「技術シーズ」の告知については、大学などの事務局の方による告知等も受け付けています。ただし、企業による告知はいずれも有料とさせていただいています。

 特に人材募集のコーナーは利用者も多く、投稿いただいた方からご好評をいただいています。一度登録すれば何度でもご利用いただけるので、どしどしご利用ください。

投稿について、詳細は下記をご覧ください
https://bio.nikkeibp.co.jp/help/manual.html

 ご意見、ご批判は以下のフォームよりお願いします。

 https://bio.nikkeibp.co.jp/inquiry/

                    日経バイオテク編集長 橋本宗明