肝臓は腹部の右上に位置し、重量は1kg から1.5kg と体内で最大の臓器である。代謝、排出、解毒、体液の恒常性の維持などの役割を担っている。その肝臓に発生する悪性腫瘍の総称が肝がんである。肝がんは、肝臓にできた「原発性肝がん」と別の臓器から転移した「転移性肝がん」に大別される。原発性肝がんは、肝臓の細胞ががんになる「肝細胞がん」と、胆汁を十二指腸に流す胆管の細胞ががんになる「胆管細胞がん」が大部分を占めており、特に前者の割合は90%以上とされる。その他は、小児の肝がんである肝細胞芽腫、成人での肝細胞・胆管細胞混合がん、未分化がん、胆管嚢胞(のうほう)腺がん、カルチノイド腫瘍などである。

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