北海道大学大学院薬学研究院創薬科学教育研究センターは、文部科学省が2010年度に開始した最先端研究基盤事業「化合物ライブラリーを活用した創薬等最先端研究・教育基盤の整備」事業の全国6カ所の拠点の1つとして2011年4月に設置された。センターでは、東京大学で整備を進めている化合物ライブラリーへのアクセスの他、天然物や核酸誘導体を含む化合物ライブラリーや、それらのライブラリーを用いたアッセイスクリーニングシステムの整備を行っている。そして、北大独自、あるいは産学連携プロジェクトとして推進している未来創薬・医療イノベーション拠点における協働機関と呼ばれるパートナー企業、さらにはその他の外部研究機関と共同で創薬研究プログラムが実施できるようなスキームを構築中だ。



 創薬研究分野としては、「難治性疾患ターゲットに挑戦する北の化合物スクリーニング拠点形成」プロジェクトの一環として、難治性疾患を対象とする創薬を目指し、低分子化合物のみではなく核酸等のバイオ創薬研究も積極的に展開する。2011年度に基本的なアッセイスクリーニング機器を設置後は、バイオ医薬品の創薬に関わる機器を重点的に配備している。創薬研究は薬学研究院が中心となって展開しているものの、臨床試験や医療機器開発などをも視野に入れ、全学な取り組みになっているのが北海道大学の特徴だ。



 今回は北海道大学薬学研究院教授であり、創薬科学教育研究センター長である前仲勝実教授に、今後の北海道大学における産学連携のあり方や問題点、創薬研究プロジェクトに必要な人材育成の展望について聞いた。

この記事は有料会員限定です

会員の方はこちら
2週間の無料トライアルもOK!
購読・試読のお申し込み
※無料トライアルのお申し込みは法人に限ります。(学生や個人の方はご利用いただけません)