化学療法後の患者に生じる副作用として、抗がん剤が骨髄の造血幹細胞(HSC)を傷害することで生じる骨髄抑制がある。この副作用は特に高齢者で生じやすく、貧血や好中球減少による易感染性が大きな問題となっている。また、化学療法の施行前に絶食期間を設けることによりこれらの副作用が軽減されることが明らかになっている。米University of Southern CaliforniaのChia-Wei Cheng大学院生、Valter Longo教授らはこのメカニズムを研究し、絶食によって生じる血中IGF1濃度の低下が化学療法薬によるHSC傷害作用を緩和していることを明らかにした。横浜市のパシフィコ横浜で開催された国際幹細胞学会で、2012年6月14日に発表した。

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