こんにちは。第2、第4金曜日を担当する日経バイオテク副編集長の河野修己です。

 6月は再生・細胞医療関連の学会の開催が内外で続きました。米シアトルでは国際細胞治療学会(ISCT)、横浜では日本再生医療学会と国際幹細胞学会(ISSCR)がジョイントで開催されました。

 日経バイオテクONLINEではそれぞれの学会を総力を挙げてカバーしています。

ISCT2012、Mesoblast社のWeber氏、心疾患対象の再生医療製品について講演
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120618/161630/

ISCT2012、皮膚再生医療のStratatech社、POC試験の途中経過を報告
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120618/161628/

ISCT2012、FDAのBryan氏、細胞治療の市販後調査について見解
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120615/161590/

ISSCR、 米ベンチャー企業Minerva biotechnologies社、フィーダー細胞・bFGFを必要としないヒトES細胞培養システムを発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120621/161720/

ISSCR、Auckland大、ヒト細胞を用いた神経前駆細胞の直接誘導に成功
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120621/161715/

ISSCR、米Neural Stem Cell Institute、アイバンクの高齢者網膜色素上皮からのiPS細胞樹立と網膜色素上皮への再分化に成功
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120620/161693/

京大の山中伸弥教授、国際幹細胞学会(ISSCR)の学会長に
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120617/161624/

日本再生医療学会、国際幹細胞学会(ISSCR)、ジョイントセッションのテーマは幹細胞治療の実用化
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120614/161586/

日本再生医療学会、同種移植は「再生医療の起爆剤になる」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120618/161646/

日本再生医療学会、規制当局への要望、学会の取り組みをまとめた「YOKOHAMA宣言」を決定
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120613/161558/

エイブル、旭化成、日立が細胞培養システムに関する女子医大などとの共同研究結果を発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120618/161650/

「医療イノベーション5か年戦略の目玉は創薬支援ネットワーク」と、鈴木寛・元文科副大臣
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120618/161651/

 私が参加したISCTはそれほど大きな学会ではないのですが、細胞治療の実用化におけるメジャープレーヤーが集結していました。日本では再生・細胞医療というとまだ実験的な技術で、臨床試験も小規模というイメージがあります。

 しかし、ISCTで報告されている事例を見ると、細胞治療といえども適応疾患によっては大規模なフェーズIIIを求められているものもあります。再生・細胞医療を特殊なものと捉えるのではなく、有効成分が細胞というだけで、その有用性の証明には通常の医療技術と同等のデータを求められているということなのでしょう。

 日本再生医療学会とISSCRについては次号で特集します。是非、お読み下さい。