先週金曜日(6月1日)に引き続き今週も、「日経バイオテク/機能性食品メール」をお届けします。日経バイオテクONLINEアカデミック版編集長の河田孝雄です。

 今週は東京大学の農学部の建物が多い東大弥生キャンパスの弥生講堂で、機能性食品と関係が深い集会が3つ、立て続けにありました。東大は農学部を中心に、食の機能性研究の世界的な拠点になることを目指す取り組みが、このような集会の相次ぐ開催でも分かります。

 参加者数はおよそ月曜日(6月4日)が130人、火曜日(6月5日)が300人、木曜日(6月7日)が100人でした。3つとも参加なさった研究者がいるのかどうか、火曜日と木曜日に研究者のみなさんにうかがってみましたが、現時点では把握できていません。2つ参加の方は大勢の方を確認できましたが。全体を把握している研究者の方がいたよう方がいいような気もするのですが、集会が多すぎるのでしょうか。

 私はというと、月曜日午後は大阪の企業取材があったため、月曜日は行けませんでしたが、火曜日と木曜日は弥生講堂にいました。今週は、総選挙の生中継放送をみた他は、機能性食品漬けの毎日です。先週たまたまAKBの20人ぐらいの集団と同じ飛行機になったため総選挙を録画してみました。

 月曜日(6月4日)の集会は、日本アミノ酸学会(JSAAS、下村吉治会長)が主催する「第3回産官学連携シンポジウム~新発想のアミノ酸科学~」でした。協賛は、D-アミノ酸研究会、日本栄養改善学会、日本栄養・食糧学会、日本畜産学会、日本トリプトファン研究会、日本農芸化学会。

 このJSAASは毎年秋に学術大会を開催していて、今年は第6回学術大会(JSAAS2012)「アミノ酸と炎症」を、2012年9月28日から29日に千葉大学園芸学部(千葉県松戸市)で開催します。

 火曜日(6月5日)の集会は、国際生命科学研究機構(ILSI Japan)の寄付講座である東京大学「機能性食品ゲノミクス」の第2期研究成果シンポジウム「“食と健康”を目指す統合食品科学のニューフロンティア」でした。弥生講堂の一条ホールが満席になり、立ったままの参加者もたくさんいました。

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 木曜日(6月)の集会は、日本食品免疫学会(JAFI、上野川修一会長)の第5回シンポジウム「未来の食品免疫学を考える―腸・皮膚・食品―」でした。JAFIは毎年秋に学術大会を開催していて、今年は2012年10月16日から17日まで、第8回学術大会(JAFI2012)がヤクルトホール(東京・港)で開催されます。テーマは「高齢化社会における食品免疫学の役割」。初めて大会長を企業の方が務めます。カルピスの江藤弘純取締役専務執行役員が大会長です。

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 そして今日金曜日(6月8日)は、ホテルオークラ東京(東京・港)で、日本プロバイオティクス学会(古賀泰裕理事長)が「プロバイオティクスシンポジウム2012―第15回記念国際シンポジウム―」を開催しています。例年は開催地は霞ヶ関ビルで、参加者数は200人規模です。

 なお、水曜日(6月6日)は、東京ビッグサイト(東京・江東)で開催されているFOOMA JAPAN 2012(会期は6月5日から8日まで)を取材しまして、2つ記事まとめました。

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 さて今日は、今月から新たに開始した情報提供サービス「日経バイオテクONLINE機能性食品版」の紹介をさせていただきます。

 1981年に創刊したバイオテクノロジー専門のニューズレター「日経バイオテク」では、創刊初期から、食品の機能性研究に関する報道を精力的に行ってきました。96年からはニュースを、日経バイオテクONLINEにて随時、報道しております。

 エビデンスに基づく報道を心がけております。

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 日経バイオテクONLINE機能性食品版は、この日経バイオテクONLINEの記事のうち、食品の機能性研究に関連するものを、日経バイオテクONLINEの報道とほぼ同時に提供する情報サービスです。最新のニュースまで合計2000本余りの機能性食品関連記事とを検索してご覧いただけます。

 まずは、今月から運用を開始した「日経バイオテクONLINE機能性食品版」のサイトをご覧ください。
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 このサイトでは、各記事の第1パラグラフまではどなたにでもご覧になれますが、第2パラグラフ以降も含む記事全文を読むには、有料会員になっていただく必要があります。

 今月から情報提供サービスを開始した「日経バイオテクONLINE機能性食品版」では、会費月額1000円(クレジットカード決済のみ)の会員になっていただくと、月間100本まで記事全文をご覧いただけます。

 詳しくは、次のリンク先をご覧ください。

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日経バイオテクONLINE機能性食品版のご利用ガイド
→ https://bio.nikkeibp.co.jp/ffood/help/use.html

 機能性食品版は月々1000円で月間100本の記事をお読みいただけるサービスですが、いま会員登録をすると、サービススタート記念として、6月中は特別に月間400本まで関連記事をご覧になれます。検索を利用して、アーカイブの記事をたくさんご覧いただければと思います。

 申し込み月は無料ですので、6月中に会員登録を済ませると、7月より月1000円の会費をいただくことになります。

 さて、日経バイオテクで、機能性食品の記事を重点的に報道しているのは、バイオテクノロジーを利用した事業分野の1つである機能性食品では独自の強みとなる基盤が日本にあり、日本が世界で競争優位に立てる分野といえるからです。

 今週火曜日のILSI Japan寄付講座のシンポジウムでは、ILSI JapanNの西山徹理事長が「ILSI寄付講座活動への国際的反響」と題した講演で、この分野における日本の強みを強調なさっていました。「機能性食品は、世界を洗脳するキーワードを日本が出した分野。医食同源の科学であり、日本がリーダーになる宿命にある。2012年初めに米フロリダで開催されたILSIの総会でも、他支部からの注目度が高かった。03年12月に始まったこの寄付講座が先鞭をつけた。先導するリーダーであり続けなければならない」などとお話しでした。

 毎日の生活に欠かせない食事は、ヒトの健康と密接な関わりがあります。世界で最も多様性に富んでいるといわれる日本の食事は、日本が世界最長寿国であることに寄与していると考えられ、世界の注目を集めています。さらに、日本で急速に進む少子高齢化社会における食の市場動向は、日本に続いて少子高齢化社会を迎える海外での事業展開のヒントとなります。

 日経バイオテクONLINE機能性食品版では、技術開発や研究開発の成果から事業化で重要な規制の動向まで、食品の機能性研究に関わる国内外の最前線をお届けします。食品の機能性研究を事業拡大に活用している企業の研究開発担当の方々や、機能性のメカニズム解明や効果の検証を進めているアカデミアの研究者の皆さまにお読みいただきたいと考えております。

 月会費は1000円(税込)で、お支払いはクレジットカードのみになります。

※支払に関する詳しいご案内はこちらをご参照ください。
→ http://nbt.nikkeibp.co.jp/bio/food/info.html

 なお、この日経バイオテクONLINE機能性食品版では、機能性食品と関連性がない記事については、記事全文をご覧いただくことができません。日経バイオテクONLINEの記事全てをお読みいただくには、日経バイオテクONLINEの会員への申し込みが必要になります。

 メール原稿の締め切り時間になりました。前回の機能性食品メール発行から後のこの1週間で日経バイオテクONLINEで報道された機能性食品関連の記事のリストをメール末尾に掲載し、ポイントを紹介させていただきます。

           日経BP社バイオ部
           日経バイオテクONLINEアカデミック版編集長 河田孝雄

※※みなさまからのご意見、ご批判をお待ちしております。
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