こんにちは。第2、第4金曜日を担当する日経バイオテク副編集長の河野修己です。

 日経バイオテクの最新号(5月21日号)特集は「創薬ベンチャーの導出契約」。毎年実施している調査で、日本の創薬ベンチャーが関わる導出契約を網羅しています(もしかしたら漏れがあるかもしれません。発見されたら是非、ご一報下さい)。

 今年の調査では、2011年の1年間に新規で締結に成功した契約は11件あることが分かりました。この件数は2010年と同水準で、過去数年と比較しても高いレベルにあります。
日経バイオテク5月21日号「特集」、創薬ベンチャーの導出契約
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120522/161161/

 ただし、マイルストーンを含めて最大契約金額が100億円を超えるような大型契約が無かったことと、2012年に入ってから契約締結が減少傾向にあることが気がかりな点です。

 ベンチャーといえば、先週から3月期、6月期決算のバイオベンチャーの決算会見が始まりました。

JCRの2012年3月期、EPOのバイオシミラーは売り上げ減少
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120525/161231/

アールテック・ウエノ、今期中にアルブミンの治験を再開へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120524/161207/

メビオファームの今期、MBP-426のライセンス契約で黒字化の会社予想
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120521/161143/

そーせいグループ、今期はキャッシュフロー黒字化の見込み
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120520/161136/

J-TEC、今期中に自家培養軟骨「ジャック」の保険収載見込む
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120518/161128/

DNAチップ研究所、3つの生物製剤から選択できる診断サービスを発売へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120518/161105/

オンコセラピーの角田社長、「シングルペプチドワクチンで進行がん治療は困難」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120517/161094/

 研究開発が順調進展しているところ、そうでないところと様々ですが、セクター全体として見ると収益力があるとはまだまだ言えない状況です。