北海道大学大学院農学研究院応用生命科学部門の原博教授と比良徹助教らは、食後に消化管内分泌細胞から分泌される消化管ホルモンであるインクレチンを介して、食品成分が血糖値上昇を抑制する作用を発揮するというメカニズムの解明で相次ぎ成果を挙げている。仙台市で開催された第66回日本栄養・食糧学会大会では2012年5月18日に比良助教の奨励賞受賞講演、5月19日に一般講演2題、5月20日に一般講演1題で関連の成果が発表された。インクレチンは、上部消化管のK細胞から分泌されるグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)や、下部消化管のL細胞から分泌されるグルカゴン様ペプチド1(GLP-1)という2つのペプチドの総称。血中でGIPやGLP-1を分解する酵素ジペプチジルペプチダーゼ4(DPP-4 )の阻害剤や、GLP-1アナログなどが、新しい糖尿病の治療薬として国内外で広く利用されている。

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