毎月第1金曜日と第3金曜日、第5金曜日の日経バイオテクONLINEメールの編集部原稿も担当しております日経バイオテクONLINEアカデミック版編集長の河田孝雄です。ゴールデンウィーク中にお休みをいただいた関係で、4月20日から4週間ぶりでご挨拶させていただきます。

 日本栄養・食糧学会の第66回大会で、今日から3日間、仙台市です。今日はあいにくの雨ですが、新緑がきれいです。

 今週は学会やシンポジウムの取材が盛りだくさんです。月曜日に日本学術会議の公開シンポジウム「新しい遺伝子組み換え技術の開発と植物研究・植物育種への利用―研究開発と規制を巡る国内外の動向―」、月曜日と火曜日に日本エピジェネティクス研究会の第6回年会を都内で、木曜日に日本糖尿病学会の第55回年次学術集会(JDS2012)をパシフィコ横浜で取材しました。まずは短報ですが、以下のように報道しました。

日本学術会議の組み換え植物シンポ、380人余りで立ち見も
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120515/161032/

第6回日本エピジェネティクス研究会年会、初日の参加登録460人で予稿集は昼で一旦品切れに
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120515/161033/

エピジェネティクス研究会が奨励賞を創設、初回は中村肇伸・長浜バイオ大講師と日野信次朗・熊本大助教が受賞
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120516/161059/

エピジェネティクス研究会の第6回年会に571人参加、来年は奈良で開催
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120516/161058/

糖尿病学会でインレクチン発表が24%占める、「AdipoRアゴニストで一網打尽」と門脇理事長
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120517/161102/

 この学会などにおけるディスカッションを聞いて、メカニズムの一部を解明できたという成果の発表でも、不明な部分が多々あるものだと改めて感じました。生き物の生存戦略は奥が深いというかしたたかというか、植物のエピジェネティクスの特集記事をまとめて感じました。

 解明できているのはごく一部に過ぎない。その中で、人類の役に立ち得るサイエンスや技術の報道を進めてまいります。

日経バイオテク5月7日号「特集」、農作物の新しい育種技術
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120508/160912/

 なお、論文掲載データのためにこの春に辞職なさったアカデミアの研究者の調査は年内をめどにまとめられるようです。

 メール原稿の締め切り時間になりましたので、ここ4週間でとりまとめた記事30本ほどのリストとコメントを紹介します。

大塚製薬、天然S体エクオール含有大豆発酵食品は閉経後の肌や肥満に有用
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120518/161111/
○5~6年ほど前から関連発表がありますが、商品化はまだとのことです。

ユニチカ中研、乳製品との同時摂取でβクリプトキサンチンの吸収向上、唯一の企業単独トピックス
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120518/161103/
○βクリプトキサンチンは温州みかんに特異的に多い成分なので、日本で研究が進んでいます。

糖尿病学会でインレクチン発表が24%占める、「AdipoRアゴニストで一網打尽」と門脇理事長
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120517/161102/
○今年は参加者が1万人を超える見通しです。

持田製薬の初トクホでトクホ総数は1000に到達、うち約3割が難消化性デキストリン配合
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120516/161070/
○トクホ事業で製薬企業の存在感が増しています。

京大農とアサヒ、ノンアルコール飲料に気分切り替え効果、うれしさスコア向上
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120516/161068/
○うれしい成果といえます。さらなる発展が楽しみです。

エピジェネティクス研究会が奨励賞を創設、初回は中村肇伸・長浜バイオ大講師と日野信次朗・熊本大助教が受賞
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120516/161059/
○若手研究者のモチベーションを高める仕組み作りが熱心に進められています。

エピジェネティクス研究会の第6回年会に571人参加、来年は奈良で開催
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120516/161058/
○金色の中で発表が行われるとのことです。

大阪府立大、大豆イソフラボンのダイゼインは女性の骨格筋に有益、栄養・食糧学会のトピックスに
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120515/161056/
○大豆イソフラボンの機能性研究は面白いです。

第6回日本エピジェネティクス研究会年会、初日の参加登録460人で予稿集は昼で一旦品切れに
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120515/161033/
○参加者の分野が多岐にわたっています。

日本学術会議の組み換え植物シンポ、380人余りで立ち見も
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120515/161032/
○GM関連施策が既得権になっている印象を受けました。

587題のうち21題をトピックス選出、仙台で来週開催の日本栄養・食糧学会【機能性食品 Vol.46】
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120511/160987/
○先週の機能性食品のメールです。

不二製油が事業化テーマプロジェクト発足、1年限定で3テーマ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120511/160989/
○「おいしさ」もキーワードです。

東大医、脳の長期記憶に「逆シナプスタグ」、Arcが細胞体からシナプスへ至る動態を解析
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120511/160970/
○最先端の技術をフルに活用した成果のようです。

松谷化学がレアシュガースウィートを6月から全国販売、1kg400円で年100tの販売見込む
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120510/160969/
○肥満に原因になりやすいという異性化糖の弱点を克服し得るという、期待の新素材です。

乳酸菌企業の買収が相次ぐ、ゲノム解読コストの急減やhインデックス146の審良教授らも寄与
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120509/160951/
○乳酸菌にはビジネスチャンスが多いようです。

キユーピーと食総研、慈恵医大、卵白たんぱく質が内臓脂肪を減らす機序を解析
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120509/160938/
○キユーピーは、タマゴのサイエンスに注力しています。

JSTの新技術シーズ創出の研究加速、過去3年で計2件から一度に3件
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120509/160937/
○JSTの新しい施策といえそうです。

不二製油の2012年3月期決算、売上高は6.2%増の2365億円、ココアバター相場の影響で油脂部門の海外利益は3分の1に
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120508/160934/
○酵素エステル交換技術の応用も広がっているようです。

日経バイオテク5月7日号「特集」、農作物の新しい育種技術
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120508/160912/
○エピジェネティクスと人工ヌクレアーゼで新たな成果が続々です。

資生堂が粉体表面修飾でDアミノ酸分析、Dグルタミン酸は皮膚のバリア機能に寄与
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120503/160891/
○アミノ酸の機能性研究の一部は再評価が必要になりそうです。

春の紫綬褒章、バイオ関連は山本雅之氏、長澤寛道氏、花岡文雄氏、松本邦弘氏、北徹氏ら
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120502/160874/
○都道府県別に発表されるというのも興味深いです。

日本栄養・食糧学会、第66回大会の一般講演トピックス21題を発表、企業はユニチカ、アサヒビール、ヤクルト、DNAチップ研
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120502/160868/
○トピックスの選考過程にも注目が集まっています。

一般講演の3割超が企業発表の日本栄養・食糧学会、6月から利益相反を開示
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120502/160867/
○発表の最初にまず自身の利益相反を示す研究者も増えてきています。

ヤクルトが240億円で中研に研究棟4棟を新設、国際会議場や代田記念館も
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120501/160864/
○ダノンとの攻防にも注目です。

食品の機能性評価モデル事業、消費者庁が公表【機能性食品 Vol.45】
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120427/160812/
○3週間前の機能性食品メールです。

森下仁丹が中国でサラシア事業、富山大と遺伝子鑑別、農水省が第6次産業化支援
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120426/160790/
○中国では別の特徴を持った素材を展開します。

神奈川大のグリーン/ライフイノベーション拠点を文科省が採択、上村大輔教授らが取り組む
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120426/160771/
○グリーンとライフを兼ねます。

食品の機能性評価モデル事業の結果を消費者庁が発表、ヒアルロン酸とビルベリーはパネル評価C以下のみ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120425/160765/
○最上位の評価Aを得たのは、世界でブロックバスター医薬品に育っているω3のみでした。

弘前大農学生命の原田竹雄教授ら、篩管輸送RNAで接ぎ木相手を形質転換、リンゴに続きトマトでも
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120424/160739/
○国際特許を出願しA-STEPで事業化目指します。

膜たんぱく質構造の岩田想教授、JST加速課題で5年5億円、自由電子レーザー利用も加速
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120424/160738/
○これまで累計2件だったのが、一気に3件採択になりました。

JA全農えひめ、キメラかんきつ「エクリーク65」の愛称は「ひめルビー」、3年後にも実用化へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120423/160720/
○早く食べてみたいです。

JSTさきがけの矢尾育子・関西医大講師ら、質量分析イメージングでアセチルコリンの脳内分布を可視化
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120420/160701/
○浜松医科大学を中心とする研究グループの成果です。

研究機関一般公開とTALEN・ZFN、論文の被引用数【日経バイオテクONLINE Vol.1723】
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120420/160700/
○4週間前のメールです。

温泉医科学研究所を日本健康開発財団が設立、温泉・入浴に特化した研究拠点
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120420/160699/
○温泉・入浴のエビデンス蓄積を期待します。