毎月第1金曜日と第3金曜日、第5金曜日の日経バイオテクONLINEメールの編集部原稿も担当しております日経バイオテクONLINEアカデミック版編集長の河田孝雄です。

 TALENやZFNなどのゲノム編集・人工制限酵素の取材で昨日(4月19日)は、筑波大学と農業生物資源研究所にうかがいました。科学技術週間のイベントとして今日と明日、筑波農林研究団地の一般公開を行うための準備が最終段階でした。遺伝子組み換え技術も含め、新しい技術や成果をより多くの方に知っていただく重要な取り組みです。

 TALENやZFNの取材をもとに、カルタヘナ法に該当しない(「かもしれない」も含む)新たな標的育種法の記事を、とりまとめています。「遺伝子組み換え生物等が我が国の野生動植物等へ影響を与えないよう管理するための法律」であるカルタヘナ法で、TALENやZFNなどの新技術をどのような扱いにすべきか、国際的に議論が進んでいます。

 TALENはiPSやラットのノックアウトなどの成果がたびたび話題になっています。最近の日経バイオテクONLINEでは今年2月に、カイコの成果を少し紹介しました。

生物研の瀬筒秀樹ユニット長がカイコの相同組み換え技術など発表、中国と米国の猛追に危機感も
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120222/159700/

 昨日は、農業生物資源研究所の土岐精一ゲノム機能改変ユニット長に、5月2日から5日にフランスRoscoffで開催されるEMBOワークショップ「GENETIC STABILITY & CHANGE:Genome maintenance mechanisms in plants」の開催経緯などもうかがいました。生物研はこのワークショップのコスポンサーの1つです。

http://events.embo.org/12-plant-genome/

 日本では5月14日午後、東京の日本学術会議で公開シンポジウム「新しい遺伝子組換え技術の開発と植物研究・植物育種への利用~研究開発と規制を巡る国内外の動向~」が開催されます。

http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/148-s-2-2.pdf

 アカデミアでは日本の植物科学研究は、大きな成果を生み出しています。新しい技術がその産業化にも寄与すると期待しています。

被引用数が多い論文数の2011年世界第5位に理研PSCの篠崎センター長、米Thomson Reuters社が発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120412/160584/

 この論文の被引用数の関連記事は、次の記事もよく読まれています。

論文の被引用数ランキングでJSTが躍進、「生物学・生化学」で阪大、「化学」で阪大とAISTを抜く
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120418/160639/

 メール原稿の締め切り時間になりましたので、ここ2週間でとりまとめた記事10本ほどのリストとコメントを紹介します。

論文の被引用数ランキングでJSTが躍進、「生物学・生化学」で阪大、「化学」で阪大とAISTを抜く
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120418/160639/
○JSTの存在感が、論文の世界で増しています。

日健総本社と東京農大、微細藻類などで塩害水田を除塩、4月18日に調印式
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120416/160626/
○高崎健康福祉大学から東京農業大学に異動した江口文陽教授がアカデミア側の中心研究者です。

産学連携、4月に新たな動きが続々【機能性食品 Vol.44】
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120413/160607/
○1週刊前の日経バイオテク機能性食品メールです。

被引用数が多い論文数の2011年世界第5位に理研PSCの篠崎センター長、米Thomson Reuters社が発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120412/160584/
○アソシエーション解析の成果の論文を最近では紹介しました。

マンダム、岡崎統合バイオの富永教授と開発したTRPチャネル評価法を実用化
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120411/160565/
○2005年から進めている共同研究の成果が次々と実用化しています。

農芸化学会、研究推進や人材育成をテーマに社長4人が講演
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120411/160552/
○日本農芸化学会は、産学連携が活発な代表的な学会といえそうです。

理研BSIと慶大、コモンマーモセットの脳発生で重要な26遺伝子の発現様式を1年半で同定
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120411/160543/
○従来に比べ、期間を大幅に短縮できたという成果発表が最近、目立ちます。

農業生物資源研、組み換えカイコで抗体活性を持つシルク担体を作製、PLoS ONE誌に発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120410/160540/
○論文発表の内容をさらに発展させた成果もあり、楽しみです。

東大の寄付講座にエピジェネや代謝工学、4月新設の3講座・4研究部門のうちバイオ関連が過半
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120409/160520/
○産学連携でバイオの存在感は大きいです。

東大の社会連携講座にRNA医科学と細菌感染、4月新設1講座・4研究部門のうちバイオ関連6割
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120409/160519/
○社会連携は、寄付に比べ、民間企業が利用しやすい特徴があります。

日本でビジネルモデルを確立、世界で展開へ【日経バイオテクONLINE Vol.1717】
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120406/160498/
○2週間前のメールです。