京都大学大学院農学研究科の河田照雄教授らは、かずさDNA研究所(千葉県木更津市)、日本デルモンテ、千葉県農林総合研究センターと共同で、トマトの新規機能性成分9-oxo-10,12-octadecadienoic acid(9-oxo-ODA)と13-oxo-9,11-octadecadienoic acid(13-oxo-ODA)を発見し、これらODAがPPARαを活性化させ、脂肪肝などの脂質代謝異常や耐糖能を改善することをKK-Ayマウスで認めた。また、ODAは加工用トマトなど幅広い品種に含まれていること、調理などによる損失が少なく、食品加工特性にも優れていることを新たに見いだした。京都市で開催された日本農芸化学会2012年度大会で、2012年3月23日に同大学の高橋春弥氏が発表した。この成果は大会トピックス賞に選ばれた。
この記事は有料会員限定です
- 会員の方はこちら
- ログイン
- 2週間の無料トライアルもOK!
- 購読・試読のお申し込み
- ※無料トライアルのお申し込みは法人に限ります。(学生や個人の方はご利用いただけません)