東大医科研、生データから共有する幹細胞研究の情報基盤の構築を開始
(2012.02.08 00:00)

増田智子
東京大学医科学研究所の中井謙太教授は、幹細胞研究の生データを共有し、複数の研究機関が研究を効率よく進めるための情報基盤を構築する研究プロジェクトを開始する。研究の始動に当たって2012年2月7日に記者会見を開いた。このプロジェクトの正式名称は厚生労働省の厚生労働科学研究費補助金による指定研究事業「難病・がん等疾患分野の医療の実用化研究事業」(再生医療関係研究分野)の研究課題「ヒト幹細胞を用いた再生医療の臨床実用化のための基盤構築に関する研究」。経済産業省、厚労省、文部科学省の3省が共同で進めている「再生医療臨床の実現化ハイウェイ構想」の一環だ。
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