1月13日以来2週間ぶりでお目にかかります。「日経バイオテク/機能性食品メール」も担当しております日経BP社バイオ部編集日経バイオテクONLINEアカデミック版編集長の河田孝雄です。

 新年に入ってからもおもしろい取材が続いていますが、とりまとめた記事の中で最も注目しているのは、キリンホールディングスの健康プロジェクトです。

キリン健康プロジェクト「からだ想い茶 すぅーっと茶」、ユーカリの香り成分βユーデスモールが冷涼感センサー膜たんぱく質に作用
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120125/159157/

 2010年は当初計画が年50億円のところ80億円を達成しました。2011年は年120億円を目標としていましたが、オルニチンの一連の商品群とは別に、キリンビバレッジが発売した商品が好調なようですので、120億円に上乗せが期待できるのではと思います。2月10日15時半に発表解禁になるキリンHDの決算発表で明らかになります。

 オルニチン研究会は今年は2月8日に開催されます。賛助企業数は昨年は7社でしたが、今年は2社増えて9社になりました。

植物性乳酸菌の永谷園が「しじみ70個分のちから」11商品へ、年30億円に上乗せ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120125/159158/

 オルニチンを配合したサプリメントも販売している富士フイルムも、新技術を活用した注目の新製品を出しました。詳しい内容は、2012年3月に日本薬学会で発表されます。

吸収性50%向上のアクアナノサイジングDHA配合のサプリ、富士フイルムが発売
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120123/159140/

富士フイルム、自然に微細化する「アクアナノサイジングDHA」で飲用時の吸収性1.5倍に、2012年3月の薬学会で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120118/159056/

 それから、機能性食品とは少し距離がありますが、健康志向に対応した商品群を展開している世界最大の化粧品企業が、日本で研究開発体制を強化しているという記事もまとめましたので、ご覧ください。LOREAL社は、上海にも日本とほぼ同じ規模とみられる研究センターをお持ちですが、最先端の技術を活用した新製品の開発という意味では、日本がアジアを代表するセンターという位置付けです。

 かつてソニーがスピーカー素材として採用するなど注目されたバクテリアセルロースも、ロレアルが新たな機能性に注目することにより、ヒット商品に結び付きました。

日本ロレアルがR&Iセンターを25%拡充、1月25日にアジア・グローバル戦略説明会
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120126/159180/

 それから最後に政局がらみの独自分析ニュースについても説明させていただきます。

 文部科学省の研究独立行政法人を統合することを含む独法数削減が先週金曜日に閣議決定されました。農林水産省の研究独法統合では、事業仕分けで決まった政府方針に基づき、農研機構(NARO)の傘下になった生研センターが、NARO傘下の各研究所に研究費を配ることができなくなりました。今回の文科省関連では、科学技術振興機構(JST)が理化学研究所などに研究費を配れなくなることになります。

JSTが競争的資金を理研に配れなくなる懸念も、文科省の研究独法統合で
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120123/159134/

「政府の独法見直しの基本方針を踏まえ2011年度新規から本機構の研究への資金配分は行わない」、農研機構が中計に明記
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120123/159138/

 この2週間で機能性食品関連の記事は8本ほど、日経バイオテクONLINEにて報道しました。メール原稿の締め切り時間になりましたので、この機能性食品関連の記事のリストを以下に掲載し、ポイントを紹介させていただきます。

           日経BP社バイオ部
           日経バイオテクONLINEアカデミック版編集長 河田孝雄

※※みなさまからのご意見、ご批判をお待ちしております。
https://bpcgi.nikkeibp.co.jp/form-cgi/formhtml.cgi?form=ask_pass4/index.html