毎月第1金曜日と第3金曜日、第5金曜日の日経バイオテクONLINEメールの編集部原稿も担当しております日経バイオテクONLINEアカデミック版編集長の河田孝雄です。活性酸素(ROS)や実験動物などの取材で熊本に来ております。

 先週と今週は、賀詞交歓会に参加しました。2011年は大震災をはじめ苦難が重なりましたが、2012年はぜひよい年にしたいものです。2011年末に概算決定した2012年度政府予算案の記事を現在とりまとめておりまして、東日本大震災復興特別会計(仮称)で確保する予算も活用して、復旧・復興を進めるとともに日本の研究開発競争力を高めていきたいものです。

バイオ関連12団体の合同賀詞交歓会に500人、幹細胞組合と再生医療フォーラムが初主催
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120117/159050/

1月11日の賀詞交歓会、日健栄協は400人、通信販売協会は500人が参加
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120111/158971/

 基礎からの研究でその原動力の柱であるアカデミアで、今週は大きなニュースがありました。

 文科省は1月18日、8つの研究開発独立行政法人を1つに統合する素案をまとめたことを発表しました。バイオ関連成果の論文を多数発表している理化学研究所や科学技術振興機構(JST)も含みます。政府の行政刷新会議が取りまとめている独法組織改革案の一部です。8人いるトップが1人となり、間接経費も削減できますが、これまで別の独法だったために進めにくかった共同研究をいかに促進できるかなど、相乗効果を得るための血の通った組織作りが課題となりそうです。

 1月19日には、民主党の行政改革調査会が現在102ある独法を65法人に減らすなどの統廃合案をとりまとめました。

 一方、大学では、学部の春入学を廃止して秋入学へ全面移行する提言を、東京大学の懇談会がまとめました。たびたび報道してきた世界の大学ランキングでも、大学の入学時期の違いが日本のハンデになっていました。入学時期を欧米などと合わせるメリットは大きいように思います。

 2012年も独立行政法人や国立大学法人にとり激動の年になりそうです。限りある税金を、日本の研究開発力強化にいかに活用していけるか、仕組み作りが問われます。

 最後に、ここ2週間で直接取りまとめた約20本の記事リストとポイントを紹介させていただきます。

※直近2週間の記事

JSTさきがけの池谷裕二・東大薬准教授ら、脳回路の精密配線を大規模スパインイメージング法で発見
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120120/159096/
○数十年来の議論の的となってきた2つの仮説は「クラスター入力モデル」に軍配のようです。

富士フイルム、自然に微細化する「アクアナノサイジングDHA」で飲用時の吸収性1.5倍に、2012年3月の薬学会で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120118/159056/
○水に触れると自然に微細化する新技術です。

バイオ関連12団体の合同賀詞交歓会に500人、幹細胞組合と再生医療フォーラムが初主催
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120117/159050/
○今年は東京会館で開催されました。

産総研とJST、宿主翻訳因子がRNAウイルスのRNA合成の伸長促進、KEK-PFでX線回折
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120116/159020/
○生物の進化の解明に寄与します。

昨年のアクセス1位はベロ毒素、2位は腸内細菌、今年もよろしくお願いします【機能性食品 Vol.38】
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120113/159014/
○機能性食品分野の2011年10~12月の記事アクセス数トップはベロ毒素でした。

1月11日の賀詞交歓会、日健栄協は400人、通信販売協会は500人が参加
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120111/158971/
○30分違いで開催されました。

キユーピー、健康訴求マヨネーズタイプが年150億円突破、1月12日に2011年11月期決算発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120110/158949/
○どの分野も健康志向が成長市場といえます。

A-STEPのFS採択、創薬はMBL2件とMMT、アスビオ、カルナ、セルシード、ディナベック、リンフォテック、カン、大塚化学、武田、広島バイオ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120110/158947/
○JSTが拡充している施策です。

A-STEPのFS採択、アグリ・バイオでADEKA、セーレン、カゴメ、シャープ、
大塚化学など
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120110/158945/
○こちらも有力企業が目立ちます。

JSTが「A-STEP」FSステージの2011年度第2回採択を発表、シーズ顕在化94件起業検証6件
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120110/158943/
○個別の取り組みを報道してまいります。

慶大の末松教授ら、脳内生成の一酸化炭素が脳で重要、島津の質量顕微鏡を活用https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120109/158922/
○一酸化窒素、一酸化炭素、硫化水素は生体内でよく作られていまs。

使用加工食品が年200万t規模の韓国社製添加物、1月13日の組換え食品等専門調査会(第100回)で2回目審議
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120106/158919/
○100回目を迎えました。

協和発酵バイオがL-セリンの製法バージョンアップ、3年近くぶりに安全性評価申請
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120106/158918/
○3年近くぶりというのが意外でした。

味の素の新製法アスパルテーム、食品安全委員会の遺伝子組換え食品等専門調査会が評価書発行を決定
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120106/158917/
○新製法の導入が近づいています。