慶応義塾大学医学部医化学研究室の末松誠教授と梶村眞弓専任講師らは、マウスの脳内で生成される一酸化炭素(CO)が、脳梗塞などの低酸素時の脳血管拡張反応と脳のエネルギー代謝の維持に重要な働きをしていることを発見した。米Johns Hopkins Universityと共同で行った研究成果が、米科学アカデミー紀要PNAS誌オンライン速報版で2012年1月9日の週(米国東部時間)に公開される。この成果は、科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業ERATO型研究プロジェクト「末松ガスバイオロジープロジェクト」(研究総括;末松教授、実施期間09年10月から2015年3月まで)で行われた。JSTはこのプロジェクトで、生体内にあるガス分子がどのようなメカニズムで生理的な役割を持つのかを解明し、病気の治療に役立てることを目指している。

この記事は有料会員限定です

会員の方はこちら
2週間の無料トライアルもOK!
購読・試読のお申し込み
※無料トライアルのお申し込みは法人に限ります。(学生や個人の方はご利用いただけません)