大阪大学産業科学研究所(ISIR)所長の山口明人教授らは、多剤耐性菌感染症の大きな原因となっている異物排出たんぱく質AcrBが異物を排出する機構を解明した。AcrBはホモトリマーで、構成する3モノマーのアミノ酸配列は同一だが、少しだけ立体構造が異なる3つの状態をとって異物を排出するポンプとしての機能を発揮することを先に山口教授らは見いだし、3つの状態を待機型モノマー、結合型モノマー、排出型モノマーと名付けた。今回はAcrBで排出される各種の薬剤との共結晶の構造を解くことにより、待機型モノマーが分子量800程度と大きめの薬剤と結合することを新たに見いだした。この成果はNature誌への掲載が決まり、まずは2011年11月28日にオンライン公開された。

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