2週間ぶりにお目にかかります。日経バイオテク/機能性食品メールを担当しており
ますバイオ部編集BTJ編集長の河田孝雄です。

 ただいまDNAマーカー育種の取材に注力しておりまして、今週は三重県にある水産

総合研究センター養殖研究所でヒラメやブリなど、滋賀県にあるタキイ種苗の研究
農場でトマトをはじめとする野菜類など、先週は茨城県の農業生物資源研究所でブ
タ、静岡県浜松市の東京大学水産実験所でフグ、といった調子で取材を進めており
ます。

 遺伝子解析技術の革新が、これら食べ物となる農水産畜産物の品種改良や安定生
産などに寄与していることを、改めて実感しています。

 長らくご愛読いただきました「FoodScience」を衣替えして2010年4月から始めた
「日経バイオテク/機能性食品メール」は、今号が2010年の最後になります。

 来年2011年は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に日本が参加できるのかど
うか、その動向とTPP参加対策などを重点的に報道して参りたいと考えております。

 いくつか関連本を読んだ中で、2010年8月ごろに出版された東京大学大学院農学
生命科学研究科の川島博之准教授の著書「食料自給率の罠」が、とても印象に残
りました。

 カロリーベースの食料自給率の数値の意味あいや、食料の輸出額が最も多い国
は国土面積が小さく、カロリーベースの食料自給率が低いオランダであることな
ど、たいへん参考になります。

 食料自給率が低くてもオランダ型の農業国を目指し、農業における「選択と集
中」を進めるべきなどと提唱なさっています。

※川島准教授のBTJ/日経バイオテク記事

川島博之・東京大学准教授が食生活研究会で講演、著書「『食糧危機』をあおっ
てはいけない」が今月文春から発刊
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2009030362723

 メール原稿の締切時間になりました。メール末尾に、BTJ/日経バイオテク・オン
ラインで報道した機能性食品関連の記事12本の見出しリスト/リンク先と、コメン
トを記載します。ぜひご覧ください。

 また、先月末の木曜日(11月25日)に発行・公開した月刊PDFマガジン「BTJジャ
ーナル」2010年11月号では、「食のエビデンスをどう考えればよいか」をテーマに
特集を構成しました。PDFファイルをダウンロードすると、全文をご覧いただけま
すので、お楽しみください。

BTJジャーナル2010年11月号(第59号)を発行・公開、
がんワクチン臨床試験と優先度判定、食品エビデンス論文、文化勲章・文化功労
者を掲載
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010112577686

 この特集記事は以下の5本の記事をもとに編集しました。

米飯摂取は日本女性の糖尿病リスクを高める、国立がん研セがJPHCコホート成果を
発表
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010111277459

オリゴノールの論文2報、インフルエンザウイルスの感染・増殖を抑制し、糖尿病
の脂質代謝異常と腎機能を改善する
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010110977364

レスベラトロールはIGF-1を介して認知機能を維持、名市大の岡嶋研二教授らの研
究をメルシャンが支援
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010111077390

第14回トレハロースシンポジウムに300人、たんぱく質凝集抑制を九大と広大が発

http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010110977365

みつばち健康科学研究所のHPを山田養蜂場がリニューアル、文献DBに論文約3000
報を集約、年度内に予防医学も
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010112277631