2週間ぶりにお目にかかります。「日経バイオテク/機能性食品メール」も担当しております日経BP社バイオ部編集BTJ編集長の河田孝雄です。

 この2週間の間に、BTJ/日経バイオテク・オンラインに8本ほど、機能性食品と関連のある記事が掲載されました。メール後半に、記事見出しリストと、注目したポイントとを記載させていただきます。ご覧いただければと思います。

 今週は水曜日に取材した長瀬産業のスキンケア商品の開発内容がおもしろかったです。フェーズ2解毒酵素群のマスターキーたんぱく質である核内転写因子Nrf2の成果を活用した新商品です。

長瀬産業が"美肌スイッチ"Nrf2を相乗活性化する新化粧品、肌のメラトニンに着目
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011072082851

 Nrf2の研究は、山本雅之・東北大学大学院医学系研究科研究科長/教授が第一人者ではと思います。

※山本雅之教授の関連記事

2011年度のCREST新規研究領域に「エピゲノム」、東京と大阪で来週説明会
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011062182245

東レ科学技術賞と東レ科学技術研究助成などの贈呈式、当初予定の2カ月後の5月18日に開催
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011051981509

 外資大手なども、このNrf2に着目した化粧品などの開発を強化しているとのことです。

 化粧品といえば、世界最大手のロレアルがユネスコと組んで実施している「女性科学者 日本奨励賞」の第6回が、先週火曜日に発表されました。

 特別賞は、次世代の女性研究者の育成と支援を目的とした「サイエンス・エンジェル」を推進する東北大が受賞しましたが、この特別賞のプレゼンターとして黒木メイサさんが登壇しました。黒木さんは「ロレアル パリ」の広告塔「インターナショナル スポークスパーソン」の契約をしているとのことです。

第6回ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞の生命科学分野は東大薬の水沼未雅氏と広大理の森田真規子氏、東北大に特別賞
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011071282700

 先週はパシフィコ横浜で開かれた第38回日本トキシコロジー学会学術年会を、1日だけですが取材できました。機能性食品の開発では、安全性評価の手法に進展にも目配りが必要です。

20日間でヒトES/iPS細胞の8割が肝細胞に、医薬基盤研とリプロセルが実用化へ
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011071582767

 それから重点分野であるキノコの機能性の話題も先週、とりあげさせていただきました。

長野県JA中野市が「エノキ氷」の効果実証へ、高崎健康福祉大と聖マリアンナ医科大らが実施
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011071282701

 メール原稿の締切時間になりましたので、無料で全文をご覧いただけるBTJジャーナルの紹介もさせていただきます。

 先月末に発行・公開したBTJジャーナル2011年6月号では、機能性食品と関係が深いエピジェネティクスの研究会リポートを掲載しました。熊本で開催された日本エピジェネティクス研究会の第5回年会は「アカデミック交差点」を基調テーマとして開催され、400人が集まりました。年会長の中尾光善・熊本大学教授は若手研究者の活躍と育成を支援するため、奨励賞を新設しました。第6回は2012年に東京、第7回は2013年に奈良で開催されます。

 最新号(2011年6月号)のダウンロードはこちらから。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/index.html#btjj1106

 また、BTJジャーナルの2011年5月号では、ヒトの健康栄養研究が、日本の大学で活発でない理由などを、文部科学省の科学技術政策研究所(NISTEP)は、Discussion Paperとして発表した概要を4ページにわたり記事を掲載しました。ご覧いただければと思います。

BTJジャーナルのダウンロードは、こちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/index.html

 最後に、ここ2週間で報道した機能性食品関連の記事8本のリストを以下に掲載し、ポイントを紹介させていただきます。

◆「BTJ/日経バイオテク」より◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       機能性食品分野のバイオテクノロジー関連記事(直近2週間分)
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【2011-07-20】
長瀬産業が"美肌スイッチ"Nrf2を相乗活性化する新化粧品、肌のメラトニンに着目
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011072082851
■"美肌スイッチ"という呼び方もされるNrf2の注目度がますます高まっています。■

【2011-07-20】
生理研とJST、光スイッチでオレキシン神経の活動を抑制し、ノンレム睡眠を誘導
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011072082813
■熱帯夜が続き、睡眠問題の難しさを改めて認識しています。■

【2011-07-19】
谷中昭典・理科大教授と村上農園、スルフォラファン高含有ブロッコリースプラウトが動脈硬化の進行を予防
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011071982810
■スルフォラファンは、解毒酵素を誘導する効果が高い国際的な注目成分です。■

【2011-07-15】
"機能性"訴求でメガネの市場拡大へ、プロテクトとスポーツの機能性アイウエアをジェイアイエヌが発売
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011071582775
■網膜の機能低下を引き起こすといわれる可視光ブルーライトの対策を強化しています。■

【2011-07-15】
20日間でヒトES/iPS細胞の8割が肝細胞に、医薬基盤研とリプロセルが実用化へ
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011071582767
■まさに代謝の"肝"である肝臓をヒト細胞で行うことが容易になります。■

【2011-07-12】
長野県JA中野市が「エノキ氷」の効果実証へ、高崎健康福祉大と聖マリアンナ医科大らが実施
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011071282701
■エノキは、特定保健用食品の表示許可申請がなされている素材でもあります。■

【2011-07-12】
第6回ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞の生命科学分野は東大薬の水沼未雅氏と広大理の森田真規子氏、東北大に特別賞
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011071282700
■特別賞のプレゼンターは黒木メイサ氏が務めました(記事写真参照)。■

【2011-07-10】
植物工場製の野菜に栄養成分表示を開始、日本アドバンストアグリの塩味野菜アイスプラント
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011071082658
■鶏卵に続き、野菜でも栄養成分表示が始まりました。■