2週間ぶりにお目にかかります。「日経バイオテク/機能性食品メール」も担当しております日経BP社バイオ部編集BTJ編集長の河田孝雄です。

 この2週間の間に、日経バイオテク・オンラインでは18本ほど、機能性食品関連の記事が掲載されました。メール後半に、記事見出しリストと、注目したポイントとを記載させていただきます。ご覧いただければと思います。

 昨日は、東京都港区赤坂の食品安全委員会で、放射性物質の食品健康影響評価に関するワーキンググループ(WG)の第1回を傍聴しました。来週木曜日の第2回も傍聴したいと考えております。事務局では文献検索により関連論文の抽出を進めており、3ケタの数の論文を準備するとのことです。

 知識を共有するという意味合いが強いかとも思いますが、かなり基本的な質疑が、このWGで委員の方々の間で行われていました。東日本大震災で大きな被害を受けてしまった東北大学の山添康教授が座長に決まり、7月ごろまでにとりまとめることを目標としています。

※BTJ/日経バイオテク・オンラインの関連記事

食品安全委員会の放射線WG座長に東北大学の山添康教授、7月とりまとめに3ケタの論文
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011042180920

食品安全委員会、放射性物質の食品健康影響評価に関するWG(第1回)を4月21日に開催、19人のうち新規3人
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041980855

厚労省、食品安全委員会の通知を受けて食品衛生法の放射線物質暫定規制値の検討を進める
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011033080452

結論は放射性ヨウ素年50mSvと放射性セシウム年5mSv、食品安全委員会が「放射性物質に関する緊急とりまとめ」を通知
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011033080428

1週間以内に答申へ、「食品衛生法に基づき放射性物質の指標値を定める」食品健康影響評価を食品安全委員会が開始
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011032380310

 この食品安全委員会の動向につきましては、PDFファイルをダウンロードするだけで、記事全文をご覧いただける月刊誌「BTJジャーナル」に掲載しています。

 先月末の3月25日夜に発行・公開した「BTJジャーナル」2011年3月号のP.6に一部を掲載し、来週月曜日(4月25日)に発行・公開する2011年4月号にも、さらに詳細を掲載します。ご一読いただければと思います。

BTJジャーナルのダウンロードは、こちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/index.html

 ベクレルやシーベルトなどの単位や、放射性と放射能、α線とβ線、γ線の違いなど、分かりにくい用語が多いのですが、北海道大学の科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP、部門長:杉山滋郎・北大理学研究院教授)が2011年4月18日に緊急出版・公開した電子書籍「もっとわかる放射能・放射線」が、とても参考になります。

放射線の科学コミュニケーション、北大CoSTEPの緊急出版書籍へのアクセスは2日間で2万近く、東京のサイエンスカフェもすぐ定員に
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011042080878

 さて次は、食品の機能性研究で重要な、機能性の評価の話題です。

 産業技術総合研究所(AIST)の技術移転ベンチャーであるフリッカーヘルスマネジメントが、精神的疲労の評価指標として70年の歴史があるフリッカー(ちらつき知覚)検査を、スマートフォンや携帯電話などに実装できるシステムを開発しました。スマートフォンで実際に試してみました。このような技術が広まることを期待しています。

産総研技術移転ベンチャーのフリッカーヘルスマネジメント、スマートフォンなどで精神的疲労を把握できるシステムを近く実用化へ
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041580787

 今回の大震災でも、多くの方々がたいへんなご苦労をなさっています。疲労対策は、日本国民にとっても重要な課題であり、モバイルで手軽に把握できるという新技術に期待しています。

 メール原稿の締め切り時間になりました。前回のメール以降に報道された機能性食品関連の記事18本のリストを以下に掲載し、ポイントを紹介させていただきます。

◆「BTJ/日経バイオテク」より◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       機能性食品分野のバイオテクノロジー関連記事(直近2週間分)
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【2011-04-21】
食品安全委員会の放射線WG座長に東北大学の山添康教授、7月とりまとめに3ケタの論文
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011042180920
■草を食むように論文を読むことが求められそうそうです。■

【2011-04-20】
特許の他社牽制力ランキング、医薬業界は武田、一丸、田辺三菱がトップ3
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011042080889
■特許の被引用ということろに着目した新しい切り口のランキングです。■

【2011-04-20】
放射線の科学コミュニケーション、北大CoSTEPの緊急出版書籍へのアクセスは2日間で2万近く、東京のサイエンスカフェもすぐ定員に
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011042080878
■北大の電子書籍、おもしろいのでおすすめします。■

【2011-04-19】
佐賀大学発ブランド野菜「バラフ」の初の化粧品、東洋新薬が2011年秋にも発売へ
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041980856
■アイスプラントであるバラフは、化粧品の機能性素材としても注目されています。■

【2011-04-19】
食品安全委員会、放射性物質の食品健康影響評価に関するWG(第1回)を4月21日に開催、19人のうち新規3人
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041980855
■英知を結集して3カ月ほど、濃密な検討がなされる予定です。■

【2011-04-19】
理研宮脇敦史氏提唱の「Spectrum Manager」、理研BSI-オリンパス連携センターで公開へ
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041980853
■カタログなど掲載のお勧めの組み合わせが必ずしも最適ではないので、研究者自らチェックすることがいい論文への一歩となるようです。■

【2011-04-18】
クランベリー果汁が尿路感染症再発を予防、UTI共同研究会と日清オイリオ、キッコーマンが泌尿器科学会で発表
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041880828
■クランベリー特有のポリフェノールに興味津々です。■

【2011-04-18】
藤田敏郎東大教授ら、塩分摂取による高血圧発症にエピジェネティクスが関与、Nature Medicine誌に発表
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041780793
■体質や体調に合わせた、塩分の適切な摂取量が分かるようになりたいです。■

【2011-04-15】
産総研技術移転ベンチャーのフリッカーヘルスマネジメント、スマートフォンなどで精神的疲労を把握できるシステムを近く実用化へ
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041580787
■スマートフォンで試してみました。■

【2011-04-15】
文部科学大臣表彰、理研は今年度10人受賞と発表、そのうち理研本務は5人
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041580782
■理研が発表した研究者のうち半数の方は兼務の方でした。■

【2011-04-13】
論文被引用数の日本研究機関ランキングをThomson Reuters社が発表、JSTや理研など政府系の国内順位は上昇
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041380735
■科学技術振興機構(JST)や理研の存在感が高まっているようです。■

【2011-04-13】
文部科学大臣表彰の若手科学者賞、82人のうち44人がバイオ関係、所属組織は京大7人、九大6人、東大と阪大が4人、理研は3人
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041380734
■バイオを広めにとってチェックしてみたら、若手科学者賞の半数以上がバイオ関係でした。■

【2011-04-13】
科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者を文科省が決定、震災への配慮で表彰式は行わず
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041380732
■表彰式は行われませんでした。■

【2011-04-13】
農産物の産地表示、国産品は都道府県名でなくてもいいことを改めて消費者庁がHP掲載
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041380730
■市町村名だけで都道府県が分かることはそれほど多くないように思います。■

【2011-04-13】
日本学士院賞9件が決定、バイオ関連は谷口直之・理研GDと宮園浩平・東大教授、授賞式は調整中
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041380729
■日本学士院賞の授賞式は、調整中とのことでした。■

【2011-04-13】
生体分子計測研、金沢大学の安藤敏夫教授が開発したCCDハイビジョン高速AFMを商品化
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041380707
■ビデオのように動画が撮れる高速原子間力顕微鏡(AFM)システムの実用化が進んでいます。■

【2011-04-12】
山口大の研究開発委託費等の不適正経理処理の措置を経産省が発表、5課題中4課題がバイオ関連
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011041280706
■文部科学省では、研究者の氏名は公表していないようです。■

【2011-04-08】
米Cleveland Clinic ホスファチジルコリンの腸内細菌叢での代謝が心血管疾患を促すことを発見
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011040880657
■人体内の生態系の代表といえる、腸内細菌叢は大切です。■