2週間ぶりにお目にかかります。「日経バイオテク/機能性食品メール」も担当しておりますバイオ部編集BTJ編集長の河田孝雄です。

 この2週間の間に、日経バイオテク・オンラインでは16本ほど、機能性食品関連の記事を報道しています。メール後半に、記事見出しリストと、ポイントとを記載させていただきます。

 さて、今号のメールは、今週初めに消費者庁が表示を許可した特定保健用食品(トクホ)の話題から始めさせていただきます。

※BTJ/日経バイオテク・オンラインの関連記事

【2011-03-09】
茶カテキンが体脂肪とコレステロールにWで効く、伊藤園が「カテキン緑茶W」のトクホ表示許可を取得
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030980054

【2011-03-09】
日本コカ・コーラも「W」で伊藤園に続く、血糖と中性脂肪対策の「からだすこやか茶W」が近くトクホ表示許可取得
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030980057

【2011-03-09】
体脂肪対策の花王「ヘルシアコーヒー」が近くトクホに、体脂肪と血圧の使い分けに注目
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030980058

 3月7日に表示許可になったのは、上記の3つの製品のうち、伊藤園の茶飲料「カテキン緑茶W」だけですが、日本コカ・コーラのWヘルスクレームの茶飲料「からだすこやか茶W」も、近く、許可になる見込みです。

 また、コーヒーに多く含まれるポリフェノール成分であるクロロゲン酸を機能性成分とする花王のコーヒー飲料も、1年前に許可になった血圧対策の製品に続き、体脂肪対策の製品が近く、トクホ表示許可になる見通しです。

 食品・飲料分野では、消費者の健康志向に対応した商品の市場は着実に拡大しています。研究開発費は余計にかかりますが、事業の利益率も、一般の食品・飲料に比べると高いようです。

 その中で、トクホという日本が世界に先駆けた表示制度が今後、どのように活用されていくのか、注目したいと思います。

 そのトクホ制度の基盤構築に大きく貢献した東京大学の農学部がある弥生キャンパスで、今週月曜日(3月7日)夕方には、東大の濱田純一総長と報道機関等との懇談会が、開催されました。

 会場は、昨年末にオープンしたフードサイエンス棟でした。キユーピーの筆頭株主である中島董商店と董花の寄付により建設された建物です。寄付総額はおよそ20億円程度のようです。東大が構築を進めている国際的機能性食品科学拠点の中核となる建物です。

 2010年12月9日にはフードサイエンス棟の竣工記念式典が、フードサイエンス棟の
階にある中島董一郎記念ホールで開催されましたが、今回の懇談会で濱田総長が講演
したのも、この記念ホールでした。

【2011-03-08】
リアルな初夢「1兆円基金達成」、濱田純一・東大総長が著書「知の森が動く」を紹介
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030880033

 メール原稿の締め切り時間になりました。前回のメール以降に報道された機能性食品関連の記事16本のリストを以下に掲載し、ポイントを紹介させていただきます。

◆「BTJ/日経バイオテク」より◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       機能性食品分野のバイオテクノロジー関連記事(直近2週間分)
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【2011-03-11】
東京農大NGRC、ゲノム微生物学会や植物生理学会、農芸化学会、畜産学会で計19件学会発表
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011031180093
■東京農業大学の生物資源ゲノム解析センターが、今春の4学会で成果をたくさん発表します■

【2011-03-09】
体脂肪対策の花王「ヘルシアコーヒー」が近くトクホに、体脂肪と血圧の使い分けに注目
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030980058
■1年前に表示許可を取得した血圧対策トクホは、まだ発売されていません■

【2011-03-09】
日本コカ・コーラも「W」で伊藤園に続く、血糖と中性脂肪対策の「からだすこやか茶W」が近くトクホ表示許可取得
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030980057
■日本コカ・コーラは6商品についてトクホ表示許可を取得していますが、現在は発売していません■

【2011-03-09】
茶カテキンが体脂肪とコレステロールにWで効く、伊藤園が「カテキン緑茶W」のトクホ表示許可を取得
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030980054
■伊藤園は、体脂肪対策のトクホ茶は表示許可を取得したものの発売していませんでした。Wヘルスクレームで攻勢に出るのでは■

【2011-03-09】
味の素がアミノ酸サプリメント「ノ・ミカタ」缶のパッケージをリニューアル、"シジミ600粒相当分"を強調
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030980036
■シジミ競争が、ますます面白くなってきました■

【2011-03-08】
林原グループ3社が会社更生手続きを開始
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030880035
■林原と林原商事、林原生物化学研究所の3社は2011年3月7日11時、東京地方裁判所から会社更生手続き開始の決定を受けました■

【2011-03-08】
林原商事が効果まとめた「TREHA BOOK-和菓子編-」を発刊、記念講演会に900人
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030880034
■洋菓子編に続く第2弾です■

【2011-03-08】
リアルな初夢「1兆円基金達成」、濱田純一・東大総長が著書「知の森が動く」を紹介
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030880033
■できたてのフードサイエンス棟で開催されました■

【2011-03-08】
東大、日暮れ後の光で転写因子SREBPが活性化して行動量を増やす、マイクロアレイ解析で発見
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030880031
■睡眠対策も、食品が担う重要な機能と思います■

【2011-03-08】
キッコーマンがAspergillus sojaeのゲノムを解析、農芸化学会で発表
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030880030
■しょうゆやみそに特徴的な麹菌。東大柏キャンパスのシーケンサーが活躍しまし
た■

【2011-03-03】
東大分生研の白髭克彦教授ら、染色体のDNA複製機構に新発見、ChIP-seqの成果をNature誌に発表
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030279906
■白髭さんが1年ほど前まで所属していた東工大の長津田キャンパスの装置が活躍しました■

【2011-03-02】
「北海道産米は全国で一番おいしくなってきた」と川村周三・北大准教授、全国先駆けの"たんぱく仕分け"を再検討
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030279897
■お米・ご飯の世界でも"仕分け"というのがあるのですね■

【2011-03-01】
フジッコと京大、高機能黒大豆の原料開発が急ピッチ、自社限定で煮豆販売へ
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011030179879
■フジッコは黒大豆の研究に注力しています■

【2011-02-28】
もはや国民病の糖尿病性腎症に大豆たんぱく質、不二製油がZuckerラットでメカニズム解明
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011022879852
■"畑の肉"大豆のたんぱく質の機能解明は今後も楽しみです■

【2011-02-28】
フジッコが開発した「丹波黒」の品種・産地判別法、採用が広がり中国産の抑止にも有用
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011022879851
■品種と産地を判別できる方法の採用が広がり、効果が現れています■

【2011-02-25】
味の素が中期経営計画を発表、R&Dは調味料と先端バイオ関連に重点、「R&D費は絞っていく」と伊藤社長
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011022579803
■海外の食品事業の伸びが目立ちます■

 ここで改めて、メールのタイトルにもなっている「日経バイオテク」の説明をさせていただきます。日経バイオテクは、日本経済新聞社のグループ企業である日経BP社(BPは、Business Publicationsの頭文字です)が発行している定期刊行物(印刷物)です。創刊は1981年10月12日なので、昨年(2010年)秋には創刊30周年を迎えます。ニューズレターという、一般の雑誌よりも薄い冊子状の印刷物を2週間に1度、読者にお届けしています。毎号40ページ構成です。

 90年代半ばにインターネット時代を迎え、日経バイオテクでは1996年から、報道記事をオンラインで提供する事業を開始しました。「日経バイオテク・オンライン」という情報提供事業です。記事本文の第1パラグラフまでは、どなたでもご覧になれますが、第2パラグラフ以降の深みのある説明は、有料購読契約を結んでいる読者にのみ、ご覧いただけます。

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                    日経BP社バイオ部
                    BTJ編集長 河田孝雄