3週間ぶりにお目にかかります。日経バイオテク/機能性食品メールを担当しておりますバイオ部編集BTJ編集長の河田孝雄です。

 松の内は過ぎつつありますが、2011年初のメールですので、まずは「謹賀新年」を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いします。時節柄、本当は「寒中お見舞い申し上げます」が正しいかと思いますが。

 今日2011年1月14日(金)は、恒例の新年賀詞交歓会を"はしご"しました。昨年のクリスマスイブとクリスマスの日に報道しましたように、1月14日は午前11時から、経産省系のバイオ関連団体の賀詞交歓会がありました。午後は日本健康・栄養食品協会の賀詞交歓会でした。

【2010-12-24】
恒例のバイオ関連団体の新年賀詞交歓会、2011年の開催は経産省系のみ、厚労省系と農水省系は開催せず
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010122478268

【2010-12-25】
下田HS財団理事長が理事長に就任した日健栄協の賀詞交歓会、1月14日に東京ドームホテルで開催
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010122578269

 メール読者の皆様も、新年のこの時期は賀詞交歓会に参加する機会が多いかと思います。賀詞交歓会の模様は、BTJ/日経バイオテク・オンラインや、無料で全文をご覧いただけるBTJジャーナルにて、報じてまいります。

 現在、鋭意取材を進めておりますのは、DNAマーカー育種です。今週は愛知県のトヨタ自動車や、つくば市の農業生物資源研究所を取材しました。トヨタは、DNAマイクロアレイをベースにした技術を開発し、従来に比べ5倍、精度が高いサトウキビの遺伝地図の作成に成功しました。農業生物資源研究所ではQTLゲノム育種研究センターなどが、イネのDNAマーカー育種で成果を挙げています。追ってオンライン記事で報じるとともに、日経バイオテクの特集記事としてとりまとめる予定です。

 さて、今回のメールで特に紹介したい記事は、年末に文部科学省の科学技術政策研究所が発表した、人間栄養学の論文解析です。

【2010-12-27】
日本は人間栄養学の研究者養成の大学が圧倒的に不足、動物実験は世界2位だがヒト研究は9位、文科省NISTEPが論文分析
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010122778301

【2010-12-27】
ヒト栄養関連主要論文の被引用数の日本2位は花王、明治製菓とカルピス、ネスレ、ヤクルトもTop10入り、文科省NISTEPが所属機関別ランキングを発表
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010122778302

 うすうす感じていたことですが、日本は欧米先進国と異なり、人間栄養学の教育体制が貧弱であることが、明確に示されました。

 日本が世界に誇れる"長寿国"であるのは、日本の食が大きな貢献をしていることは間違いありません。その秘訣を探ることは、食を通じた健康増進により、世界に大きな貢献ができますし、日本が外貨を稼ぐ重要な強みになると思います。

 この分野は2011年に一層、報道を強化してまいりたいと考えております。この辺で、メール原稿の締切時間になりましたので、最後に、直近の機能性食品の報道記事を、取り上げたポイントとともに一覧で示します。

 なお2010年11月半ばまで編集に集中していた「日経バイオ年鑑2011」でも、機能性食品関連の項目を20ほど掲載しています。ぜひご活用ください。

※日経BP社からのお知らせ
●「日経バイオ年鑑2011」好評発売中
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2007110150430

◆「BTJ/日経バイオテク」より◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       機能性食品分野のバイオテクノロジー関連記事(直近3週間分です)
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【2011-01-13】
卵黄レシチンは胆汁分泌抑制で弱くなった脂質吸収力を高める、キユーピーが病態栄養学会で発表
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011011378548
■ポイント■やはり卵の機能性には注目すべき成分がつまっています。■

【2011-01-07】
2010年農林水産10大トピックス、1位は08年にも選定のウナギ、ゲノムが2件トップ10入り
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011010778457
■ウナギの完全養殖が1位に選ばれました■

【2011-01-07】
エーザイの通信販売ポリフェノールサプリが人気、同社初の栄養機能食品
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011010778455
■ポリフェノールの健康機能を解明する研究の進展に期待しています■

【2011-01-06】
続報、健康と野菜のショールーム「VegeMarche」をデザイナーフーズが港区にオープン、アンチエイジングマイスター育成の場に、商標も取得
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011010678433
■東京都港区の赤坂と六本木にまたがるアークヒルズに入居しているアンテナショップは斬新でした。■

【2011-01-05】
バイオセンサーの鈴木周一東工大研究室から3人目の学長、東京農工大の学長に松永是氏が2011年4月に就任へ、相澤益男氏と軽部征夫氏に続く
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011010578374
■これだけ多くの学長が1つの研究室から誕生するのは珍しいと思います。■

【2011-01-04】
2011年・記者の目、河田孝雄BTJ編集長、「なめられない日本」の報道に注力してまいりります、TPPへの参加にも注目
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2011010478354
■TPPへの参加は日本の農業を強くする側面もあると思います。■

【2010-12-28】
腸内細菌研究の国際情報発信力を強化へ、3学会が合同で2012年に英文誌を発刊
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010122878325
■日本の腸内細菌研究が一層活発になると期待しています。■

【2010-12-28】
omicsやシステムバイオロジーでプロバイオティクス研究に新展開、ダノン大会で最新成果
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010122878316
■オミクスとバイオインフォマティクスのニューウェイブが腸内細菌研究を活発化させています。■

【2010-12-27】
ヒト栄養関連主要論文の被引用数の日本2位は花王、明治製菓とカルピス、ネスレ、ヤクルトもTop10入り、文科省NISTEPが所属機関別ランキングを発表
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010122778302
■アカデミアの業績評価として定着している論文の被引用数にフォーカスしました。■

【2010-12-27】
日本は人間栄養学の研究者養成の大学が圧倒的に不足、動物実験は世界2位だがヒト研究は9位、文科省NISTEPが論文分析
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010122778301
■欧米先進国には、人間栄養学の教育と研究の中核となる大学が存在するのですが、日本はお寒い限りです。■

【2010-12-25】
下田HS財団理事長が理事長に就任した日健栄協の賀詞交歓会、1月14日に東京ドームホテルで開催
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010122578269
■ヒューマンサイエンス財団の賀詞交歓会は見送りになりましたが、日本健康・栄養食品協会の賀詞交歓会は場所を変えて開催です。■

【2010-12-24】
恒例のバイオ関連団体の新年賀詞交歓会、2011年の開催は経産省系のみ、厚労省系と農水省系は開催せず
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2010122478268
■経産省系の賀詞交歓会はもともと、参加者数が厚労省系や農水省系に比べ3倍くらいです。■

 ここで改めて、メールのタイトルにもなっている「日経バイオテク」の説明をさせていただきます。日経バイオテクは、日本経済新聞社のグループ企業である日経BP社(BPは、Business Publicationsの頭文字です)が発行している定期刊行物(印刷物)です。創刊は1981年10月12日なので、昨年(2010年)秋には創刊30周年を迎えます。ニューズレターという、一般の雑誌よりも薄い冊子状のものを、2週間に1度、読者にお届けしています。

 90年代半ばにインターネット時代を迎え、日経バイオテクでは1996年から、報道記事をオンラインで提供する事業を開始しました。「日経バイオテク・オンライン」という情報提供事業です。記事本文の第1パラグラフまでは、どなたでもご覧になれますが、第2パラグラフ以降の深みのある説明は、有料購読契約を結んでいる読者にのみ、ご覧いただけます。

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                    日経BP社バイオ部
                    BTJ編集長 河田孝雄