理化学研究所放射光科学総合研究センター(RIKEN SPring-8 Center;RSC)は、DNA塩基のミスマッチ複製を修復する機構で中心的な役割の酵素MutLについて、損傷DNAの切断機能の制御機構で重要な箇所を発見した。理研RSC放射光システム生物学研究グループの飯野均特別研究員と同グループディレクター(GD)を務める倉光成紀大阪大学大学院理学研究科教授らが、米The Journal of Biological Chemistry誌の2011年12月9日号で発表する。オンライン版では12月2日(日本時間12月3日)付で掲載される。ミスマッチ修復系の機能不全が原因の疾患として、最も頻度が高い遺伝性がんの1つであるリンチ症候群(LS)が知られている。今回の成果を基にミスマッチ修復系の仕組みをさらに解明すれば、リンチ症候群の新しい予防法や治療法の開発につながりそうだ。

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