毎月第1金曜日と第3金曜日、第5金曜日の日経バイオテクONLINEメールの編集部原稿も担当しております日経バイオテクONLINEアカデミック版編集長の河田孝雄です。今日は、前回の2011年11月4日から2週間ぶりでお目にかかります。

 今週は、12月に発行させていただきます「日経バイオ年鑑」の校正作業を進めております。その中、名古屋大学が、大学院創薬科学研究科基盤創薬学専攻を2012年4月に新設することを発表しました。

2012年度に名古屋大学大学院に創薬科学研究科、教授陣らは12月26日に発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111118/157967/

 研究科長はまだ決まっていないとのことですが、教授らの陣容は大分固まっているようです。旧帝国大学の7大学で、薬学部がないのは名大だけ。今回の大学院修士課程2年(博士課程前期)に新設に続き、2014年度には博士課程3年(博士課程後期)を設置し、さらには、薬学部の新設も目指しているとのことです。6年制の薬学部の卒業生を対象にした大学院4年の設置は、名古屋地区で薬学部を持つ有力私立大学と共同で設置の検討を進めています。

 先週の取材で一番印象に残っているのは、11月10日(木)に東京大学農学部の弥生講堂で開かれた第5回日本ポリフェノール学会年次大会です。

 長寿遺伝子であるサーチュインを活性化することでも有名になった赤ワインのポリフェノール成分、レスベラトロールの話題が複数の演題で取り上げられました。レスベラトロールは細胞遺伝毒性がある物質としてまずは知られていたという講演もあり、食品成分の安全性評価というものはなかなか難しいものだと改めて思いました。

日本ポリフェノール学会の第5回年次大会に150人参加、一般演題に花王、明治、ネスレ、キリン
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111111/157850/

東大農の佐藤隆一郎教授ら、肥満や血糖対策にTGR5リガンド、胆汁酸以上の活性成分を柑橘などから発見
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111110/157801/

 メール原稿の締め切り時間になりましたので、ここ2週間で直接とりまとめた23本の記事のリストとポイントをお伝えします。ご参考になる部分があれば幸いと存じます。

2012年度に名古屋大学大学院に創薬科学研究科、教授陣らは12月26日に発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111118/157967/
○大学の薬学部の定員は現在、6年制が1万1680人に対して4年制はわずか1509人です。

協和が自然光利用の水耕栽培技術を標準化と発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111117/157966/
○東日本大震災からの復興の意味合いもあり植物工場の注目度も再び上がっている
ようです。

岩田想京大教授と村田武士千葉大特任准教授ら、たんぱく質ナノモーターV型ATPaseの回転軸構造を分解能2.0オングストロームで解明
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111116/157949/
○膜たんぱく質の立体構造解析で相次ぎ成果が挙がっています。

森下仁丹がシームレスカプセル技術の実用化拡大、岡山大とシロアリ、NEDOとレアメタル
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111116/157946/
○シームレスカプセル技術の応用分野の広さに注目です。

雪国まいたけが放射性物質の出荷基準を国暫定の12分の1未満に、ウクライナ基準と同レベル
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111116/157923/
○郷ひろみさんが登場のTV-CMでも有名な取り組みがさらに発展しました。

村上農園が日本最大の豆苗工場、山梨県北杜市で12月に生産開始
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111115/157920/
○広大な工場の写真にも注目です。

続報、松谷化学が血糖対策の希少糖の成果を国際シンポで発表、工場用地を10月に取得
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111114/157900/
○四国・高松は、希少糖の情報を世界に発信しています。

乾燥肌対策のグルコセラミド飲料、資生堂がトクホ申請
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111112/157860/
○ヘルスクレームの拡大を期待しています。

ビジョンバイオがレッドリスト対応の生物種同定サービス開始、自然環境分析センターを設立
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111111/157859/
○興味深い取り組みです。

日本ポリフェノール学会の第5回年次大会に150人参加、一般演題に花王、明治、ネスレ、キリン
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111111/157850/
○有力企業の発表が相次ぎました。

東大農の佐藤隆一郎教授ら、肥満や血糖対策にTGR5リガンド、胆汁酸以上の活性成分を柑橘などから発見
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111110/157801/
○植物成分の潜在力に改めて感心しました。

キリンの健康プロジェクト広告に「ぽっぽ茶」登場、回復系アミノ酸のオルニチン配合商品以外で初
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111110/157800/
○車内広告にもおもしろいものが多々あります。

ヒアルロン酸事業で明暗、キッコーマンは増収、キユーピーは計画停電が悪影響
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111109/157768/
○計画停電の影響は食品業界でも大きかったようです。

ヤクルト、血圧対策GABAトクホ「プレティオ」、リニューアルで1日31万本目指す
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111109/157766/
○店頭販売に適したパッケージに変更します。

日清オイリオが事業区分を変更、ヘルシーフーズと大豆食品が独立
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111109/157764/
○決算発表では、事業区分の変更にも注目しています。

大正製薬の主要ブランド売上高増トップ「リビタ」、血糖値、コレステロール、血圧に近く新製品追加
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111109/157761/
○中性脂肪を追加するのでは、と予想しています。

日健栄協がトクホ制度で陳情書、「商品名、表示内容、申請者」は審査過程では非公開に
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111108/157733/
○医薬品と異なり、食品の開発はパイプラインが開示されないのです。

血中中性脂肪を下げる糖転移ヘスペリジンのトクホが近く表示許可に、佐藤園に伊藤園が追い付く
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111108/157732/
○ヘスペリジンの研究会は11月末に開催されます。

年400億円の弘前産リンゴ、ポリフェノールなど健康機能も訴求するPR活動を開始、9月に補正予算1億7600万円
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111108/157731/
○特産品の代表といえる青森リンゴの市場は年820億円です。

理研BRCなど、遺伝子改変無しで体細胞クローンの出生率10倍に、Xist遺伝子の過剰発現をsiRNAで抑制
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111107/157701/
○効率を10倍に高めることに成功しました。

年3.3万tの林原トレハロース第15回シンポに280人、「根本の作用点を」と福田社長があいさつ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111104/157646/
○トレハロースの魅力満載のシンポジウムでした。

日清ファルマがグルタミン高含有ペプチド・サプリを11月5日発売、ロードレースに特別協賛
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111104/157644/
○日清製粉/日清ファルマが長らく開発している素材です。

研究独法29法人で研究者1人当たりの論文数トップはNARO食総研、成果展示会配布の要旨冒頭に記載
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111104/157643/
○研究独法のPR活動も活発になってきました。

 なお、先月(2011年10月)の第1月曜日(10月3日)にバイオポータルサイトの「Biotechnology Japan(BTJ)」を全面刷新しました。Biotechnology Japanは、1981年10月創刊のニューズレター「日経バイオテク」のニュースをオンラインで提供するサイトとして、1996年からサービスを続けてきましたが、2011年10月に日経バイオテクが創刊30周年の節目を迎えるのを契機に、ブランド名も日経バイオテクに統一し、「日経バイオテクONLINE」に生まれ変わりました。

 日経バイオテクONLINEは下のURLになりました。引き続きご活用いただければと思います。

 https://bio.nikkeibp.co.jp/