東大農の佐藤隆一郎教授ら、肥満や血糖対策にTGR5リガンド、胆汁酸以上の活性成分を柑橘などから発見
(2011.11.10 22:38)

河田孝雄
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻の佐藤隆一郎教授らは、柑橘類に含まれる苦み関連成分のNomilinが、胆汁酸受容体(TGR5)のリガンドとして胆汁酸よりも強い作用があり、抗肥満や耐糖能改善に寄与し得ることを見いだした。2011年11月10日に都内で開かれた第5回日本ポリフェノール学会年次大会のシンポジウム「ポリフェノール研究の最前線」で発表した。佐藤教授はこの大会の会頭を務めた。
日経バイオテク お薦めの専門書籍・セミナー
-
- ●製造業ゲームチェンジ ― 「バイオエコノミー」の衝撃 <テクノロジーNEXT 2018>
- 2018年6月13日(水)開催 [東京・御成門]
- セルロースナノファイバー、スマートセルインダストリー、DIYバイオなど、製造業でも台頭してきたバイオ関連技術が、自動車や電機、素材、エネルギー業界などに与えるインパクト。その将来性、応用可能性を探る。
-
- ●「日経バイオ年鑑2018」<新刊>
- 最新データからわかる、バイオ分野の[開発][市場][産業]動向。バイオ事業戦略の頼れる味方。自社のR&D戦略を描くために、マクロな視点で将来を展望する一冊です。
-
- ●「バイオベンチャー大全 2017-2018」
- 国内の未上場バイオベンチャーの企業データをすべて網羅しました。提携先を探し求める製薬会社にとって、投資先を探るベンチャーキャピタルにとって、自社の経営戦略を見極めるうえで有益となる重要情報を開示します。