昨夜、ドルトムントの香川選手も後半出場、ギリシャのオリンピアコスに1:0で辛勝いたしました。欧州チャンピョンズリーグで決勝リーグ進出に皮一枚残したところです。チーム状態を考えると幸運を祈るしかありません。

 それにしてもおめでたいのが、なでしこジャパンに紫綬褒章授与が決まりました。澤選手もTVで勲章の名前を噛んでいました。我が国の勲章システムも、ビートルズや海賊ドレーク、そして抗体医薬のウィンターに勲章を授与した英国の明快さ、つまり国益に資した、がより必要になります。なでしこの叙勲は当然ですが、官に連なることで選ばれたり、業界から順番で選ばれるだけでは、日本は既得権にがんじがらめになって、日本を変える元気は出ません。頑張って成果を挙げた人をもっと応援して欲しいと心から思っております。

 個の医療も急速に進展してまいりました。
我が国でもイレッサの使用にやっとEGFR変異陽性例に限定が着きました。また、まだ続報を期待しなくてはなりませんが、英GSK社が米Life Technologies社と提携してがんワクチンMAGE3の患者選択を遺伝子発現プロファイルを、基に行おうとしています。それだけワクチンが効かないということかもしれませんが、免疫反応に個人差がある以上、がんワクチンであっても、個の医療化は不可欠だと思っております。我が国でも中外製薬のフェーズ1に入っているがん治療薬群は全てバイオマーカーで患者を選別していることが、先週明らかにされ、ここまで我が国でも進展しているかと、びっくりしています。欧米では乳がんの適応取り下げ圧力がかかっている「アバスチン」の復権をかけて、バイオマーカーの臨床試験も始まります。下記の記事は必見ですのでどうぞアクセス願います。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20111028/157520/

 さて、本日は11月30日に品川で開催するセミナーへのお誘いです。今一つ反応に鈍いのでここで改めて、セミナーが何を目指しているのか、説明させていだだきます。
http://nbt.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/111130/index.html

 次世代シーケンサーが急速に生命科学やバイオテクノロジーを変えつつあることは今や常識ですが、一方の極で、次世代シーケンサーの大衆化が急速に進展していることにも注目しなければなりません。

 前者が基礎研究を革新するとするならば、後者はまさに現実の医療を変えるエンジンとなるからです。そして当然のことながら医療が変われば、創薬や診断薬の開発、そして医療機器の開発、さらには医療そのもののサービス産業としてのあり方も変わらざるを得ません。

 こうした21世紀の医療産業・健康産業のエンジンとなると次世代シーケンサー技術を認識しているために、毎年しつこくセミナーを継続しているのです。

 もはやこんなことまで出来るという驚きの時代はある程度過ぎ去り、本気でこの技術革新を医薬・医療・健康産業に知恵を絞る時代がやってきたのです。残念ながらシーケンサーというハードの開発では世界の後塵を拝した我が国の企業にも、再び次世代シーケンサーの技術革新の波に乗るチャンスがやってきたと判断しております。

 今回のセミナーでは、最先端の次世代シーケンサーの開発、応用動向に加え、既に始まった医療を変える動きを、がん撲滅、感染症対策、そして病院の機能拡大の3つの分野から、わが国のパイオニアを招き議論いたします。また、次世代シーケンサーの大衆化を牽引するイルミナ、大衆化の壁となるバイオインフォマティックスの鍵を握るジナリスからのプレゼンもあります。

 どうぞ、下記のサイトから詳細にアクセスの上、お早めにお申し込み願います。
 今や人間や環境に関するあらゆる産業を革新しようとする次世代シーケンサーにご注目願います。
http://nbt.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/111130/index.html

 品川でお会いいたしましょう。
 
 毛布が一枚入りようになるほど冷え込んできました。
 皆さん、どうぞお風邪を召されぬよう、ご自愛願います。

             日経バイオテクONLINE Webmaster 宮田 満