中外製薬の田中裕常務取締役は、2011年10月28日、同社とロシュ・ダイアグノスティックスが共催した個別化医療(PHC)説明会で、抗VEGFヒト化抗体医薬「アバスチン」の患者選択を可能とするバイオマーカーの評価を、現在、我が国で進行中のアバスチンの臨床試験で行うことを明らかにした。米国では転移性乳がんに対して販売承認の取り下げ圧力が高まり、薬効の見直しが進んでいる。この逆風に逆らいアバスチンが復権する鍵を、新たなバイオマーカーが握るかも知れない。
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